今年韓国で見た舞台の中で一番インパクトを受けた舞台、
半神について書いておきたいと思います


国際交流基金が日韓国際共同制作事業として、
日韓共催で上演された野田秀樹作品「半神」。
同じキャストで日本でも上演されました。

まだコートが必要なかった10月4日、
千秋楽の前日にTV朝日の特派員、西村香織さんとご一緒させていただきました
土曜日の明洞、にぎわってましたね
原作は萩尾望都さん。
ポーの一族やトーマの心臓など、日本の漫画史に名作を残す少女漫画会の神的存在。
実は・・・
私、高校1年の頃演劇部だったのですが演劇の面白さを理解できないまま、1年でドロップアウト。
演劇というと、精神世界が高い、わかりにくい、とっつきにくい・・・というイメージが先行してしまうんですよね
今回お誘い頂いた時も、私に理解できるかな・・という若干の不安はあったものの、
知人も関わっていたり、周囲の関心が高かったこと
誘われない限り自分で行かないかもしれない、という消極的な動機と、
一緒に観覧してくれる西村さんの存在も大きく、喜んで出かけることにしました

あらすじ
醜いが高い知能を持つ姉シュラと、美しいが頭の弱い妹マリア。二人は、体がくっついたまま生まれてきた双子だった。シュラはいつもやむなくマリアの面倒をみて暮らしていたが、他人から愛されるのはいつでもマリアの方であった。そんな二人が十歳を前に、死に瀕する病いにかかる。助かる方法は、ただ一つしかなかった。それは…
国際交流基金HPより引用
この作品は1986年に野田秀樹さんによって舞台化されていて、
以後何度か再演を繰り返されているそう
野田さん自身も出演していたことを後で知りました。
俳優たちがウォーミングアップしているところからスタート、
配役が言い渡されて、演劇『半神』が始まります。
あまり予備知識を持たないまま出かけたものの、
あらすじ程度は頭に入れていたのですが、
やはり、するっと理解できない世界でした
野田秀樹さんのインタビューを読むと、
「人間の孤独はどこから来るのか……といった、人が生きている以上必ず感じることをモチーフとして扱った作品。どこの場所でやっても受けとめやすい普遍性を持っている」
とお話しされています。
孤独と別れの世界を、終わりのないメビウスの輪の中で
ぐるぐると周り続けるような、
わかったような、わからないような後味のすっきりしない
妙な後味の残る舞台、、というのが私の正直な感想
翌朝、目覚めた後も悶々としてしまいました。
でも、萩尾望都さんの独得の世界を紙でなく
リアルな人間で見ることができたのは強烈なインパクトで、
韓国の俳優さんたちの発散するエネルギーが舞台にみなぎっているのを感じました

音楽でも映画でも舞台でも、良いものを見た後そのまま家に帰るのはもったいない
観覧後、明洞の隠れ家的バーで乾杯~
私の心の中に宿題のような感覚で残る舞台だった、半神。
また観る機会ができれば、必ず足を運びたいです
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