もう、あれから1年。
あの日、私は何をしていただろう?
ふと思い返すと、大したことはしてない、普通の日常を送っていた。
いつもの朝。
熱々の美味しいコーヒーを飲みながら、ここで音楽を聴いて、
友人が目の前ですってんと転んだ話を記事にし、
午前中は用事があったので出掛け、
w-inds.がなんと「いいとも」に珍しく出演するというので、
お昼前に急いで戻ってきて、珍しくテレビの前で待機。
twitterで「わ~きゃ~」会話をしながらテレビを視聴して、
お昼ご飯を作って食べた。
ついでに、ワンやネコにもおやつをあげナデナデ。
仕事でもするか…とパソコンに向かっていたところ、
足元がグラグラし始めた。
「地震?!」
と一瞬体がこわばって、じっと息を潜めて揺れがおさまるのを待っていた。
が、おさまる気配はまったくなく、それどころか揺れが増幅し始め、
まるで荒波に浮かぶ船に乗っているかのように、
ゆさゆさと足元が、床が右へ左へと動く。
長かった。
そうこうしてるうちに、水槽の水が外へと溢れだした。
犬がワンワン吠えている。ネコはいつの間にか姿を消しどこにもいない。
溢れた水が床に広がり、色が変わって行くのがわかる。
その様子を凝視しながら、何も出来ないで、
ドアの枠につかまりながら、素っ立っている私。
1.17の神戸の地震の時と同じイヤな予感がした。
今までに経験したことのない、イヤな雰囲気。
これはただ事ではない、フツーじゃない。
大変なことが起きてる。
この瞬間、多くの人が犠牲になってるかもしれない。
そう思った瞬間、背中に冷や水を浴びせられたようにぞっとした。
犬を抱いて慌ててテラスへと出た。
窓を開けてネコの名前をひたすら呼んだ。
そこへ、偶然にも郵便配達員が書き留めを持ってバイクに乗って現れた。
サインをしようと思うのに、体が、手がガクガク震えてどうしてもサインが出来なくて、
代わりに郵便屋さんにサインをしてもらったことを覚えている。
彼は事の重大さに気付かず、きょとんとした顔をしていた。
今思えば、あの瞬間にも多くの方の命が人生が流されていたのかと思うと、
本当にいたたまれない。
犠牲になられたのは、特別な人たちではない。
私と同じように、普通の日常を送っていた普通の人々。
そんな彼ら彼女たちの人生ひとつひとつを一瞬の間に呑みこんで行った。
夢を追っかけて努力してた人もいただろう。
懸命に仕事をしていた人もいただろうし、
恋人とのデートにワクワクしてた人、
新品のランドセルを背負って得意げになってた子供もいただろう。
けっして他人事ではない、ついさっきまでテレビを見ながら、
twitterで楽しい会話をしていた自分だったかもしれないのだ。
そんな失われた方々に思いを馳せながら、
また、家族を家を街を失ってほんとうに辛い1年を過ごして来られた方々のことを思いながら、
今日は祈りたいと思います。
André Rieu - Nearer my God to Thee (Näher mein Gott zu dir) - Zauber der Musik
何気ない普通の毎日って愛しいのだ。
感謝して大切にしよう。
thanks for sharing.....