ロード・オブ・ザ・リング「二つの塔」
イライジャ・ウッド
ヴィゴ・モーテンセン
イアン・マッケラン
ショーン・アスティン
ビリー・ボイド
ドミニク・モナハン
ジョン・リス・デービス
オーランド・ブルーム
ピーター・ジャクソン監督
「指輪物語」の映画化の二作目。
前作で、それぞれがそれぞれの任務を果たすため、バラバラに分かれた「旅の仲間」
フロド&サムはモルドールを目指し、アラゴルン&レゴラス&ギムリはウルク=ハイに浚われた、メリー&ピピンの救出のため走る!
それぞれの前に立ちはだかるのは、益々その力を増していく闇の勢力。
彼らは「中つ国」を救えるのか!?
DVD持ってるんですけどねー、BSでやってたものですから。
DVD持ってるんですけどねー、何録画してるんだろうねえ、自分…
好きな映画がTVでやると、どうにも録画せずにはいられない私です。テレビ東京でやった「ブラックホークダウン」なんて、録画して、テープの爪折っちゃった。だってエリック・バナの吹替えが山路さんなんだもの。山路声すき。
そんなことはどうでもよく。
もしかしたら、三部作で一番好きかもしれない、この第二部。
何故ならば、私はローハン好き。特にこの作品最大の見せ場、ヘルム峡谷の戦いは血湧き肉踊り、自転車にまたがり下り坂にさしかかると、「For the KING」と叫んだものだ、心の中で。
ローハンのセオデン王が、少しずつ、偉大な王になってゆくのが好きです。
闇に飲まれ、迷い、時に絶望しながら王として立ち、終に敵と相まみれるその過程が、私はとても好きです。
随分エオメルのオイシイ台詞をとっちゃってくれちゃってるんですが、それだけ価値のあることだと思う。
シリーズの中で、誰よりも王様らしい王だと、私は思う。
彼に付き従う騎士たちが、三部「王の帰還」で玉砕必至の進軍をする、その理由がここにある。
こういう、素朴な主従関係が、私はとても好きなのです。
素朴で、洗練はされていないけれど、これからまっすぐ育っていくであろう、そういう少年期の終わり。それがローハンだ。
その反対?の、これから、絶滅していくのであろう、木の精霊エントも愛しています。
多少、トールキンふざけてたのでしょうか…と思うような部分もあるのだけど、ブラウン管越しに見る戦争を、自分のものとして戦う決意をする、あのくだりが好きで、相手は木なのに、うっかり恋に堕ちそうになる。
なんて罪作りな木…(何言ってんだ)
この、エントの木の髭とメリーとピピンのやりとりが、これまた大好きで、ゆったりと、のんびりとしたエントのペースにイライラじりじりするメリーが可愛くて仕方がない。
そして、メリーとピピンの小ささが、可愛くも切ない。
主人公のフロドの道行は、どんどん深刻になってきて、見ているのがキツくなっていく。
途中合流するファラミアの描き方は、何度見ても疑問を覚える。
SEE版では、回想シーンでかわいそうなところや、知的な部分を追加して、ちょっとだけ救済を試みているのだが、全然足りず、私はどうしてもこの点を容認することが出来ず、中国人のように執念深くうらみつらみを言わずにはいられないのである…
ゴラムはキモ可愛い…のかのう…
「スパイダーマン」のウィレム・デフォーを彷彿とさせる熱演を見せてくれるのだが、ここまで出来るのに、何ゆえファラミアは…と、矢張り中国人のように執念深くうらみつらみを言うのをやめられない。
原作の父との関係と似てるよな。PJはもうちょっとファラミアを評価すべきじゃよ…って、もうとっくに手遅れだってば。
映画の出来としては、実は一番「旅の仲間」がよく出来ていると思います。
これは好みの問題なのだけど、二部、三部と進む間に、PJ色が濃厚になっていくわけで、それが、私はイマイチ好みではないのだな。
だけど、この人の描く戦闘シーンは大好きで、この二部は、ちょっと遠慮勝ちのPJ色で、これくらいが私的には丁度よくバランスがとれているのです。
そんなワケで、私は「二つの塔」が一番好きです。