「バレエカンパニー」 | 俺様シネマ

「バレエカンパニー」

 

ロバート・アルトマン監督。
シカゴの人気バレエ団の舞台上の華やかなパフォーマンスと、その舞台裏とも言うべき日常を描く半ドキュメンタリー
その中に成長目覚しいバレリーナ・ライの日常のドラマをちょこっと挿入。
本物の一流ダンサーを使った、舞台の映像が最高に美しいです。

一度だけ、私はナマでバレエを見たことがあります(自慢)
サンクトペテルブルグバレエ団の「眠りの森の美女」(自慢)
とにかく可愛いプリマドンナと、ナマオーケストラ。ゴージャスで、とても思い出深いのだが、そのオーケストラの指揮者の頭が超アフロで、その頭が舞台のライトでシースルー。
それが可愛いプリマドンナの足元で(舞台下にオケがいた)ゆらゆらゆれるのが、あまりにおかしかったものだから、バレエになんてとてもじゃないが集中出来なかった。
それを私は今でももったいないと悔やんでいて、バレエものを見ると、ついつい借りてきてしまう。
自前ではバレエのチケットなんて、とてもじゃないが買えないからだ。

そんなワケで、借りてきた。
ひっそりとジェームズ・フランコが出ていて、なんだか得した気分。
んでもって、このバレエ団の代表作(多分)がいくつも見られるのもお得だ。
ちなみに私がバレエについ求めてしまうのは、「ボレロ」の力強さよりも、「ジゼル」の優美で儚い美しさだったりするので、一番の見せ場の新作「青い蛇」は、正直私好みではなかった。
そんなワケで、冒頭のリボン?を使ったやつ、天井から吊ったブランコみたいなロープでプリマがくるくるするやつがお気に入り。こうゆうトコだけ少女趣味。
バレエもの見る度に思うのですが、プリマはとにかく可愛いのに、何故男はあんな、ズボンはき忘れたみたいな格好をしているのだろう。
ズボン履いてほしい。心から

一日練習を休むと、取り戻すのに一週間かかるのがバレエだそうだ。
だから彼ら彼女らは、病気になっても何がなんでもトウシューズを毎日履くのだそうだ。
それが日常だと聞くと、それがいくら好きなことだって言われても、想像しただけで息がつまってしまうのです。
途中、アキレス腱断裂という目に遭うプリマが出てくる(ものすごい音がした…あれって効果?撮影してて本当に切れちゃった?どっちだろう…)のだけど、彼女がこれからどうするのか気になってしまう。
すごく才能のあるダンサーだったんだけど、アキレス腱…

水面の白鳥と、水面下で足掻くその姿を描いた作品です。
美しいけれど、なるべく、登場人物に感情移入させないように描いているような気がする。
「物語」というものは、はっきり言えばないと思う。
それは私のよーな人間とは、全く違う世界の話だからだろうか。
それは、自分が通ったことのない学校(しかもかなり特殊な)の卒業アルバムを見ているような、そんな感覚に似ている。
案外それが面白いのに似ていて、この作品も面白い。