Dot the i | 俺様シネマ

Dot the i

 
ガエル・ガルシア・ベルナル
ナタリア・
ジェームズ・ダーシー
結婚を控え、女友達と結婚祝いのヘン・ナイトのパーティー。
会場内の男性から一人を選び、独身最後のキスをするのがパーティーの決まり。
そうして、カルメンが選んだのは、キットだった。
そのキスがきっかけで惹かれ合う二人だが…

小柄で、くるくるの大きな目に八重歯(?)がのぞく笑顔で、チワワのように可愛いガエル・ガルシア・ベルナルと、端正な顔立ちで、長い手足のスラリとした長身がボルゾイのように優雅なジェームズ・ダーシーと、ヒジョーに眼福な本作。
彼らの間で揺れるヒロインのナタリアもポメラニアンのように可愛く、ビジュアル的には文句なし!
ビジュアル的には。

お話には、色々問題があると思う…などと私に言われるようでは駄目です。
駄目と言われても大丈夫な最低ラインは井筒監督?ですが、私はその遥か下ですよ?
<ネタバレ>一応、ドンデン返し映画。見る前からラストにサプライズがあるのを知っていたのが失敗。
すごく分かりやすい伏線で、そういう意味では相当ガッカリ…
仕組まれた三角関係も、彼らの復讐も、バレバレで、なんか、あまりに想像通りに物語が進むのでどうしようかと…
サプライズものとしては、はっきり言って失敗だと思う。</ネタバレ>
とにかく美形揃いの登場人物たちだけど、どうもキャラが薄くて物足りない感じなのが残念。
可愛いだけじゃ駄目なのよ!
ガエル&ナタリアのラテンコンビが小柄な一方、ダーシーが190センチ超の超長身なため、同じカットに入れるの大変だったろうなあ、と、その辺は大変微笑ましかったですが。

全体的に惜しい!その一言です。
リアリティが無さ過ぎるのが難点かなあと思いました。
いっそコントだったら面白かったかも。あの辺(ってどこよ)でガエルあたりが「アンタ何ゆーてんねん!」とか「アンタとはやってられんわ!」とか言ってくれたら救われた(見てる側が)
何に感情移入したらいいのか、何に怒り、何に驚けばいいのか分からないんですよ。
悪役は悪役らしくちゃんと悪いのですが、イマイチ頭悪いし、イマイチ動機付けが曖昧で、こじつけっぽくてなんだかなあ、と思ってしまうし、それ以降の展開も矢張りなんだかなあ…なのですよね…警察ってそこまで無能じゃないと思うの。硝煙反応くらい調べるんじゃないかなあ、どうなの、その辺。

ツッコミ所が多いのは悪いことではないのだけど、それを押し切る程の力が必要で、残念ながらこの作品にはその力がないと思う。
勢いで見せてくれないと、私の理屈っぽさが頭をもたげてくるのです。
悪人が悪事のすべてを「~が~で~をどうして~したって筋書きよう!」てな具合に、洗いざらい告白するという、そういう種明かし方法は時代劇だけにして欲しい…
いっそのことダーシーあたりが「お主も悪よのう…」とか言ってくれたら救われた(見てる側が)
てゆーか<ネタバレ>まっすぐで、高潔で、心身ともに健康そうな「マスターアンドコマンダー」の彼が好きなので、ダーシーの悪役見たくねーーー!</ネタバレ>ってことかもです、要するに。