僕の妻はシャルロット・ゲンズブール | 俺様シネマ

僕の妻はシャルロット・ゲンズブール

 
シュルロット・ケンズブール主演。
イヴォン・アタル監督・脚本・共演。
実際の夫婦共演。
人気女優を妻に持ったイヴォンの悩みを、赤裸々に(笑)抜群のリアリティで描く、セルフ・パロディみたいな作品。

流石はフランス人だ
非常に巧い。
この作品は、皮肉と、自嘲と、ちょっとした愚痴と、それからノロケで出来ています。
と、言いつつ大半はノロケだと思うんですよね。
作中のイヴォンはやきもきハラハラし通しなんだけど、監督イヴォンは絶対、オレの妻どーよ!チョー可愛いでしょ!どーよ!!とか、思っているに違いないのである。
その甲斐あって、シャルロットの可愛いこと可愛いこと。
だもんで、もー心配で心配でたまらない気持ちがよく分かるよ、イヴォン!

そのノロケをきちんと作品にしてしまえるところが、流石は恋愛大国のフランスのお人。
夫婦共演でやらしさとか、それを感じさせない辺りの巧さがね、良いのですよ。
遠まわしに、オレ、もう彼女にメロメロなんだよー、もうバカみたいに惚れてんだよーと、熱愛宣言してるよーな作品でもあるわけだが、そのバカさ加減を自分で笑って見せる余裕が、イコール愛されてる余裕だよね~
ごちそうさまでした
作中のシャルロットは、映画の中でヌードやら、ラブシーンやらを演じていたりするわけだけど、この作品では、シャルロットは一度も脱がない。他の人はすげー勢いで脱いでんだけど(笑)
愛だよねえ。

とは言え、誘惑の多い職場であるし、シャルロットはロンドンで撮影、イヴォンはパリでお仕事(スポーツ番組の編集とかしてるです)の別居状態、距離が誤解を生んだり、すれ違ったり、時にハラハラさせられるのだけど、まあ、このお二人は大丈夫でしょう。
そもそも、イヴォンの不満ったって、シャルロットが有名過ぎて、サインを求めるファンに囲まれたり、仕事が忙しくて一緒にいられなかったり、要するに二人っきりになれないってことだもんねえ。
「パニックルーム」のジョディ・フォスターのような安定感(いや…なんつーか、あれって、あんなコソ泥棒にジョディ・フォスターが負けるわけねーよ、クラリスだぜ?と安心して見られませんか?)で、結局、彼らは安泰なわけだ。
ついでと言ってはなんですが、なんだかんだ言っても、彼らの周囲は暖かい。
幸せなのはいいことだ!