ホーンブロワー | 俺様シネマ

ホーンブロワー

 
タイトル: ホーンブロワー 海の勇者 DVD-BOX1
 
タイトル: ホーンブロワー 海の勇者 DVD-BOX2

ヨアン・グリフィスの出世作。
グリフィスは「ブラックホークダウン」に、ちらっと出ているわけですが、最初はほとんどエキストラ役だった。
なんだけど、監督リドリー・スコットがこれ、「ホーンブロワー」の大ファンで、「きゃ、ホーンブロワーがいるわ!大変!」と、大喜びで、急遽台詞も名前もある役にキャスティングされた…という逸話がある18世紀末の英国海軍モノ。
17歳で仕官候補生になった、ホレイショ・ホーンブロワーの戦いと青春の日々を描く、C・S・フォスター原作の海洋モノの映像化。

英国人になりたい。
このレベルのドラマを、ゴールデンタイムに普通に茶の間で、しかも無料で見られるなんて、なんて羨ましい!
日本人に生まれたばっかりに、レンタル屋三軒回ってなんとか見つけ、唯一あったレンタル屋ってのがチャリで片道一時間、それがそれぞれ一本しかないものだから、順番通りに見られなかったり、飛び飛びにしか見られなかったり、新作から旧作になるのを待たなきゃいけなかったり、それでキーってなってたら、正月BSの深夜にやってたよ、とか言われてしまったりするのだ、キー!
それを買おうと思えば三万円もかかってしまう。さんまんえん。全八巻で三万円は安いだろうか。レンタルでは特典映像は見られない。
買うべきか、買わざるべきか、それが問題だ。

そんなこんなで、ちょっとだけ、わたしたち、出会わなければ良かったね、とか思う。
まっすぐでチョー正義感が強く、少々無鉄砲で、大変マジメなホレイショくんが、17歳(…には見えないんだけどね)の少年らしく、いじめっこと戦ったり、受験に苦しんだり、恋したりと、17歳の青春を送りつつ、国家のために戦って、どんどんエラくなってゆく。
このホレイショくんが、男の子の魅力をぎゅっと凝縮したような、そういうキャラクターなので、見ていて素直に応援してしまいます。
男の子らしい無鉄砲さで、時に軽く暴走してみたりもするのですが、そのエネルギーがものすごくまっとうな男の子らしい正義感だったりして、好きなようにやらせたくなる。
…の割りに、時々自信をなくしてよろよろしてみたりするところも可愛いところだ。馬に乗るのが下手くそだったり(笑)

そんなホレイショくんをサポートする面々もすてき。
理想のおとうさんを体現したような、ホレイショくん二番目の乗艦インディ号のペリュー艦長が、私は大変好きです(聞いてません)
このままホレイショえらくなって、自分の艦なんか持ってしまったら、ペリューさん出番なくなっちゃうじゃん!と、ヒヤヒヤした程愛している(聞いてないってば)
おともだちでは、繊細でちょっと頼りないけれど、一番の理解者でもあるアーチーくんは大変可愛いのですが、ちょっと年上のお友達ブッシュさんが好き。
男の子的無鉄砲を止めてくれそう。君になら任せられる、という感じで。

全八巻で、一応、4巻までは独立して見られる、一話完結モノ。
どの話も大変な面白さで、こんなの無料でテレビで流すなんて、太っ腹にも程がある出来栄えで、重ね重ね英国人に嫉妬せずにはいられないのだが、中では二巻の受験戦争話が大好きだ!
ホレイショくんがものっすごい末っ子で、受験に慌てて飛び出す際、シャツを貸してくれたり、アイロンかけてくれたり、帽子を整えたりしてくれたり、万歳三唱で送り出してくれたり、そういうのがたまらなく可愛い。
海戦は私には経験ない(当然だ)のだが、受験は経験あるからねえ。なんか思い出す。
初恋編なんかは、見ていて照れる。
歴史モノで海洋モノという、非現実的題材のドラマなんだけど、そんなに遠い存在じゃないキャラクターたちが、とても愛しくなりますね。

そんなワケで、NHKの方にもう一度お願い申し上げたい。
ホーンブロワー全話もう一回放送してください。
受信料、一回も休まず払ってます。未払いにしたことただの一度もありません。だからどうかお願いします。