イン・アメリカ | 俺様シネマ

イン・アメリカ





2004年アカデミー賞脚色賞、主演女優賞(サマンサ・モートン)助演男優賞(シャイモン・フンスー)ノミネート。
末っ子の男の子を亡くし、アイルランドからNYに渡ってきた家族の再生物語。

絶対泣くから見るの嫌だなあって思っていた作品なのです。
何故泣くと分かっていたかと言うと、何故だかレンタルビデオの冒頭に入っている、予告編を見る度に泣いてしまうという、そういう作品だったりするからなのです…
ええ、私は泣き虫です。
とんでもなく泣き虫です。
予告編の、パパがクーラー引きずって道の向こうから歩いて来るシーンが、どう私の泣きツボを刺激するのかどうにも駄目で、予告編だけでこのザマでは、本編なんて見ようものなら、私は一体どうすりゃいいの、と思ったのです。

でも見た。
そして、べろべろに泣いた。
子供、嫌いなんだけど、これの子供がまたメロメロに可愛いんですよ。
子供で泣かすなんてズルイ
しっかり者なお姉さんのクリスティと、無邪気なアリエルが、本当に可愛くて、だけど可愛いだけじゃなくて、無自覚だけどとても強くて、そこにいるだけで、壊れちゃいそうな両親を支えたり、救ってしまったりする。
子供ってすごいなあ。

んでもって、隣の不思議な画家(?)マテオ。
CMだとおっかなそうだったけど、是非隣人になって、色々愚痴とか聞いてくれたら嬉しいなあっていう人。
どうしたらあんな風に色々悟ったり、他人に優しくなれたりするのだろう。
パパと、クリスティとアリエルとの雪合戦のシーンがあるのだけど、あのシーンを見るとまた、泣けて泣けて仕方が無い。どれだけ泣けば気が済むのか、私よ…
お陰で全部見るのに二日かかったよ。
この映画を作った人は、私の泣きツボを知っているに違いないと思うのです。

この映画を見ると「ET」を見たくなりますね。
ものすごく上手に使っているなあって思ったのです。
でもやっぱり、これも見るとべろべろに泣くの分かっているので、見るの嫌だなあって思うのです。

とても綺麗で優しい作品です。
泣きたい夜に見ていただきたい作品です。
「ひどい」「かわいそう」ではなく、とても優しい気持ちで、「よかったね」って思って泣ける映画です。
後味も良くていいのだが、しかし私は泣きすぎでした…疲れてんのかな…