おはようございます
今日も雲の多い予報で、ムシ暑くなりそうな札幌です
先日、北大構内で見つかった植物「バイカルハナウド」は特定できなかったようです
そして、それが白石区でも発見され…
光毒性や有毒の植物って意外に多いけれどね
公園の小さなバラ…赤白のコントラストがいい

読書は「スローターハウス 5」、1978年発行のSF小説
著者はカート・ヴォネガット・ジュニア
発売当時のタイトルは「屠殺場5号」、1972年映画公開時に「スローターハウス 5」と
して再版された
この文庫本は2024年発売の35刷(50年近く読み継がれている)
語り手の小説家が戦争体験を、なかなか書けないところから始まる
人は死に直面すると言葉にするには時間がかかるものだ
第2次世界大戦中、米兵ビリーはドイツ軍の捕虜になる
そこで連合軍による、ドレスデン無差別爆撃を体験する(1945年)
富豪の娘と幸せな結婚…異星人に囚われ動物園に収容…兵隊でヨーロッパへ
そして、ビリーは人生のさまざまな場面をタイムスリップするようになる
死はありふれたもので運命なのだ
何度も繰り返す言葉は「そういうものだ」
本の最後は、コマドリのさえずりで戦争が終わったことを知る
出版された当時は悪書(残酷エログロ…)として、社会的影響を与えたらしい
連合軍によるドレスデン爆撃により、13万人以上の市民が犠牲になった事実は、
1963年まで隠されていた
やむを得なかった戦争、地獄のような戦争
人間は皆、自分のすることをしただけ、それだけ
文章は過激ではなく、ユーモラスに富んでいる
SF小説で反戦小説だけではない、生と死そして運命を考えずにはいられない
心に静寂がおとずれた
