WHと乱気流 -Part2-
前回はショートホールを取り上げてみましたが今回はそれ以外のホールでの
乱気流のポイントや微乱気流や微傾斜などを中心にして考えてみました
ショートホールと異なる点は、当然ですが毎回ピンまでの距離が違うことです
これは3種類のピン位置の違いのことではなくてポジが数y違ってしまうだけで
ピンまでの距離に対する乱気流の割合も変わってしまうのでショートのように
毎回乱気流の割合を同じようにして考えても必然的ズレてしまうわけです
さらに横にズラした時に生じてしまう乱気流の変化もありますが、今のところ
これについては対処法が見つからないのでどうしようもないと思います
全体に言えることは、できるだけ乱気流の変化量を抑える為に、打てるところは
全て1Wのトマホークで狙っていくのが1番だと思います
あとは通常の風が3m以下くらいなら誤差も出にくいと思うので誤差の出やすい
ホールでの強風時は無理をせずに諦めるのもありでしょう
※高低差と乱気流はピン位置などの影響で変化するので目安と思ってください
※記事の内容はP30を基準として考えています
H1 +1.8m
乱気流(風+2m)
乱気流の影響があるのは右側のピンだけなので残りの2箇所のピンは乱気流0で
アプローチができます
さらに影響があると言ってもごく僅かなので感覚的に考えるくらいでも十分でしょう
傾斜も限りなく0に近いので強風でも無視できないホールだと思います
トマミした場合はグリーンに乗らない時もあるので注意してください
H3 +5.6m
左から第1乱気流(風+3m)・第2乱気流(風+3m)
2つの乱気流の性質は全く同じ(と思う)ですが、距離の違いやピン位置の違いで
誤差が出やすく、どのピン位置でも乱気流は避けれないので微風時のみ限定で
狙っていくほうが無難でしょう
画像では0ですが、0傾斜に見えても微妙に傾斜がついている場合もあります
トマミするとグリーン手前のラフに蹴られてグリーンに乗らないことが多いです
H5 +1.9m
左から第1乱気流(風+4m)・第2乱気流(風+5m)
このホールはP25くらいだと0傾斜のポイントまで届くのかちょっと分かりませんが
とりあえずティからはドローで打って転がすと0傾斜が取りやすいと思います
2つある乱気流もH3と違って誤差が出にくい(と思う)ので、あづまは風が強くても
狙っていくようにしています
ただし場合によっては木に当たることもあるのでそこは事前に予測しましょう
トマミすると手前ピンだとWHは避けられませんが、それ以外のピンはグリーンに
乗ってくれることもあります
H6 +8.1m
乱気流(風+2m)
0傾斜は比較的取りやすいですがBSは必須でしょう
右側のピンだと乱気流の影響が無く、左手前だとごく僅かですが影響が出ます
奥?のピンが1番乱気流の影響が出ますが、それでも影響は少ないと言えるので
狙い目のホールだと思います
左手前のピンは間の建てものに当たるので1Wでは狙えないでしょう
ピン位置にもよりますが、トマミするとグリーン手前の傾斜に蹴られやすいです
H10 +15.6m
左から第1乱気流(風+2m)・第2乱気流(風+3m)
0傾斜は簡単ではないと思いますが、全体的にそれほど悪い傾斜ではないので
ティからドローで打って転がせばそれなりの傾斜は取れると思います
おそらくこのホールは今回取り上げた中では難易度が1番高いと思います
+高低差がきついので1Wで打てば風の影響自体は抑えることができるのですが
打ち出しの角度によって誤差が出やすいので微風でも簡単ではないです
1Wだと距離感も非常にシビアなので、練習して身体で覚えるしかないでしょう
トマミするとピン位置やゲージのズレた位置や風によってパターンは色々ですね
H3同様無理をしてまで狙うべきかどうか微妙ですが、ファミモのBackを利用して
練習はしやすいのでがんばれば何とかなるかも^^
H14 -4.2m
ここは右手前ピン?以外が条件になりますが、乱気流0で狙えます
ただしポジ取りが非常にシビアなのでBSはもちろんのこと少しでも距離を見誤れば
奥のバンカーに入ってしまって(1Pの状態)2ONが絶望的になってしまいます
→風の時も風が強いと風車が邪魔になるので注意が必要です
ピンまでの距離も結構あったりしますが乱気流0で狙える数少ないホールでもあり
多少のリスクを払ってでも勝負に出る価値はあるかと思います
今のところはトマミでもグリーンに乗ってくれています
さて、乱気流0や影響の少ない所はともかく、それ以外の乱気流が被るポイントでは
乱気流の影響度を特定するのは困難だと思います
そこで研究方法ですが、前回のショートホールの時のようにやっていてはなかなか
うまくいかなかったので、別のやり方で研究することにしました
まずはファミリーモードで4Pにして対象とするホールを(ランダム等で)出します
この時に注意してほしいのが、あとで説明しますが、通常の風が1mであることです
次に4P全てで同じ場所へポジるためにデフォルト状態からか、何かを基準にして
同じパワー値で打つと1箇所に集まると思います
そしてまず1Pでその状態からピンまでずらさない状態でトマホークを打ちます
これでまずは1mの風とそれにプラスされる乱気流の影響がわかります
次にサイレントウィンドを使って2Pで同じようにずらさないでトマホークを打ちます
この時注意して欲しいのが前回と同じ(近い)パワー値で打つことです
そうすると今度は1mの風と1mの乱気流の影響がわかります
乱気流にもよりますが、ここでは乱気流が風+3mだったとします
そうすると
1P=通常風1m+乱気流4m
2P=通常風1m+乱気流1m
なので1Pと2Pのズレには純粋な3m(角度は省略)の乱気流が影響したことになり
つまり1P-2P÷3=乱気流1m(角度は省略)の影響がわかります
さらに0傾斜が前提になりますが、2P-乱気流1mで通常風の影響もわかります
ですが通常風に関しては何度か試行を重ねていくほうがいいと思います
第2乱気流まである場合は若干の誤差は出ますが、大体は合っているでしょう
こんな感じでやれば乱気流でもそれなりに狙っていけると思うのでWHの更新が
伸び悩んでいる方は試してみてはいかがでしょうか
ショートホールを含めて考えれば-30も夢じゃないかもしれませんね