ロミジュリのDVDが届いてしまったことでまた再燃した私の中のロミジュリブーム。古川雄大さんファンのお友達に2019年版を持参してもらい、2024年版ロミジュリとの比較鑑賞会を開いてしまいました。と言っても散々観たあとなので歌をメインに、古川雄大さんと来夢君の表現の違いというか(それぞれの役の)解釈の違いを勝手に妄想するという会です。
2019年版はYouTubeで部分部分を見たことあるだけだったのですが、キャストのみなさん全体的にすごく大人っぽいんですね。古川雄大さんの実年齢に合わせたのかな。メイクも衣装も大人で、特典映像の方で観られたマーキューシオの黒羽麻璃央さんが一瞬誰だかわからなかったです💦 それに比べると2024年版はみんなほんとに若くてピチピチな感じ。2021年版はどうだったんでしょうね。黒羽麻璃央さんと甲斐君だから中間くらいなのかな。
まず思ったのはロミオのキャラクターが違う!古川ロミオには何があってもジュリエットとの愛を貫くぞという静かな、でも強い意志を感じました。それに比べて来夢ロミオは初めての本当の愛に幸せいっぱい!ジュリエット大好き!という感じ。
その違いが一番強く感じられたのは「エメ」での2人の表現です。古川ロミオも幸せそうではあるんですが、表情も割と真顔で喜びもあるけれどもこの先に待っている試練を覚悟している感じ。それに比べて来夢ロミオは、最初にジュリエットが教会に入ってきた瞬間こそ一瞬緊張感が漂いますが、あとはニッコニコの笑顔でこの先の悲劇などまったく予想していないかのよう。観てるこちらはこの後の悲劇がわかっているから来夢ロミオが笑顔であればあるほど悲しい気持ちになってしまう…。未来の悲劇を自ら感じさせる古川ロミオと感じさせないがゆえに観ている方にこれから来る悲劇を強く意識させる来夢ロミオ。
「ロミオの嘆き」ではその2人の心境の違いが表現に大きく出ていると感じました。出だしの「♪世界の〜すべてが〜」が古川ロミオは切ない歌声で悲しみを表現していてまさに「嘆き」なのに対して、来夢ロミオはまさに闇からの叫びでどちらかというと「怒り」という感じ。「予想していた悲劇が本当に起きてしまった…」という古川ロミオと、「予想もしていなかった悲劇が起きた!なんでなんだ!?」という来夢ロミオ。スパダリ古川ロミオと等身大来夢ロミオ。
これらすべてが演出の小池先生のご指導だとしたら、俳優さんの年齢やキャラクターに合わせて演出をされているということで本当に観る人の気持ちがわかっているなーという感じです。それともご本人達の解釈で演じているのかな。思ったより演出に変化がなかったのがムム…という感じではありましたが、結局どっちもいいよねというわかりきった結論でした 笑