久慈駅を出発した三陸鉄道の列車は、まず緑のトンネルをくぐって進みます。
そして、視界が開けてしばらくすると、海が見えてきます。
その日は、台風の影響で空も海も灰色。
イメージ的には、冬の日本海のようでした。
前回、2013年に乗ったときは、田野畑駅から先がまだ不通になっていて、2駅先の小本駅まで代行バスが運行されていました。
田野畑の次の駅、島越駅は津波に流されましたが、今は新しい赤くて可愛らしい駅舎が建ちました。
小本駅は、岩泉線が2014年に廃線になった後、駅名が岩泉小本駅に改称されたそうです。
6年が長いのか、短いのか、月日とともに変わっていく景色、変わらない景色を確認するように車窓を眺めました。
様々な人々が関わって、いろんな思いがひとつになって、三陸鉄道は全線開通を実現されたんですね。
3月に開通した宮古⇒釜石を乗車して、私の二度目の三陸鉄道の旅は終了しました。
釜石の手前の鵜住居(うのすまい)駅のあたりで、出来立て?の競技場らしきものが見えました。
釜石鵜住居復興スタジアム。ラグビーワールドカップ日本大会の時に予選ラウンドで使用されるそうです。
そして、釜石からは、釜石線に。
途中、SL銀河とすれ違ったり、昔2度ほど訪ねたことのある遠野を懐かしく思い出したりしつつ、新花巻へ。
さらに新幹線に乗り継ぎ、東京近郊まで。 この日の列車合計乗車時間は約8時間半でした!