チビカマの旅

アジサイの花にカマキリの幼虫を見つけました。
きっと、数日前に近くのトマトの鉢に放した子でしょう。
アジサイの海を旅しているようでした。

＜ハラビロカマキリ　カマキリ科＞

一週間ほど前の夜中、寝入りっぱなに寝室に近づく足音。
戸が開き、そこに立っていたのは、中二の息子でした。
「僕の部屋に、カマキリがいる！！　お母さんのせいや！」と、言うのです。

寝ぼけながら、息子の部屋に行くと、体長１ｃｍほどの小さなカマキリがいました。
ぴょんぴょんと動き回るので、ケースに捕獲しました。
よく見ると、ハラビロカマキリの幼虫でした。
「これ、ママが孵したやつじゃないよ！　種類も、時期もちがうじゃん！」
　（ひと月前に孵したオオカマキリは、その日のうちに外に放したし…）
「そ、そうなんか…。　ありがとう、お母さん…」（捕獲に感謝する息子）

次の日、庭のプチトマトの鉢に放してやりました。

小学校の時、友達が虫に悪さをしているのを見てから、
昆虫嫌いになってしまった息子…。
それは、それで、無理強いせず、そっとしておいてあげるけど…、

夜中に起こすのは、やめてね！！！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(渋怒

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