酔って本当に気が緩み
あたしは本心を吐き出した
もしかしたら問題のある発言と感じる人がいるかもしれないけど
あくまでもあたしの主観です
それに該当する人を否定している訳ではないので了承下され
たれぞーね、高校で学ぶことは無いんだって
だからもう高校行かないって
何で、家の子がそんな事言うの?
頑張っていい高校入ったのに
わが子ながら頭いいのに
人付き合いも上手なのに
こんなに将来有望な子なのに
中卒なんて、嫌だよ
あたしは、ボロボロ泣いた
これをりっちゃんが聞いていて
後日、2人で夕飯を食べに行った時
「こないだの事で気づいた事と言いたい事がある
きつい事言うけどぢぇにぃに気づいて欲しいから言う」
といつもの妄想の時とは違う、ちょっと怖い顔で語り始めた
「ぢぇにぃが嫌っていた学歴主義の人
あたしは物凄くかっこ悪いと思ってたんだけど
あの時のぢぇにぃはその人と同じくらいかっこ悪かった。みっともなかった
たれぞー君は学校に行かないと決めてから、とても活き活きしてる
彼は親の知らないところで色んなものを得て、自分の人生をしっかり決めた
彼の目は、肚の座った人のそれだ
なのに何でぢぇにぃはたれぞー君を馬鹿にするの?
あんなに立派な息子を馬鹿にしていいの?
ぢぇにぃにそんな人になって欲しくない」
自分ではね、たれぞーを応援してるつもりでいた
学校に行かない選択も認めたつもりだった
でも実際は、まだまだ納得できてなかったんだな
ああ、あたし自身ガッチガチの学歴主義じゃねーか
息子使って見栄張ろうとしてんじゃねーか
確かに恥ずかしい
かっこ悪い
モロに抉られて
鳥肌と涙が止まらなかった
心屋氏のブログの流れ弾に当たった時と
心屋塾の初級セミナーで幼児期の自分におかえりなさいするワークの時に
同じ感覚を味わったっけ
とりあえず、紙にその時の気持ちを書き殴っていく
どんどん突っ込みを入れて
ばんばんびっくり返していく
魔法の言葉に決めたのは
「息子は宇宙」
そしてとても引っかかる言葉
「立派」「家柄」
この辺の掘り下げはまだ途中だから
後日、何かが降りてきた時に書こうと思う
その日にりっちゃんと約束したのは
あたしの物差しをちゃんと決めて
世間基準の物差しは引き出しの奥にしまう事
なかなか外せないこのブロックの正体をちゃんと突き止めてぶっ壊す事
珍しく真剣に話をした後は
いつも通りの妄想タイムで盛り上がりましたとさ
そしてまた別の日
やはり大好きで尊敬できる、かなーり年下の友達から
小3の娘ちゃんの受験についての相談の電話があって
まぁ、そこでも色々と話をした
で、当然たれぞーの事にも触れる
その時に彼女から出た言葉が
「たれぞーやるなぁ!かっこいいな!」
「さすがぢぇにぃ、やっぱり相談して良かった。娘には勉強よりも興味のある習い事の方させてみる」
だった
ああ、ホントだ
りっちゃんの言ってたのあってた
たれぞー、かっこいいんだ
まだあたしが腑に落ちなくても
たれぞーはかっこいいのだと証言がでてきた
そして、彼女は本当にあたしを信頼してくれているんだとわかった
中卒云々を腑に落ちて受け入れられるには
まだ少し時間が必要だけど
悩みながら、凹みながら
そして妄想しながら
たれぞーが楽しそうに生きているのを見ながら
自分の幸せを噛みしめよう