ヌーシャテルは、スイス北西部にある同名の湖のほとりに位置する人口約3万人の小都市です。同名の州の州都でもあります。フランスとの国境に近いこともあって住人の大半はフランス語を話し、街並みにもそれとなくフランス文化の影響が見られます。
街の基礎が作られたのは11世紀初頭で、かつてこの地域を領土としていたブルグント王国が城を築いたことに端を発します。その後、城下町として徐々に発展するようになりました。城館は今も市街を見下ろす丘の上にあり、一部が市庁舎として使われています。近世以降は、時計製造業が盛んになりました。

 

 

 

 

美しい自然風景にも注目

 

 

ヌーシャテルの街には12世紀に建立されたコレジアル教会や、街の成立よりも古いと伝えられる監獄塔など、歴史的建造物が数多くあります。黄色味を帯びた独特の景観を持つ住宅など、街並みそのものの美しさも見飽きることがありません。
さらに、近年では郊外の豊かな自然にも注目が集まるようになっています。切り立った絶壁がまるで円形劇場のように見えるCreux du Vanは景勝地として名高く、また渓谷美が楽しめるGorges de l'Areuseはアウトドアレジャー愛好家の間で人気のトレッキングコースとなっています。