いつからか、あんみつやみつ豆を食べたくて仕方なかった。
元々、あんこや和菓子は好きなのだが、体調不良で脂っぽい菓子を食べられないのも影響しているかもしれない。
昨年、病床の母に「みつ豆持ってきて」とリクエストされ、はごろもフーズの「朝からフルーツみつ豆」の缶を買って行ったのを思い出す。
母が食べられず残ったのを、母の死後、大分経ってから食べたなぁ。
最近毎日、インスタなどで美味しそうなあんみつの画像を見たり、グーグルマップで甘味処を探して、行きたい場所として保存したりしている。(もっと他にやるべきことがあるはずだ)
地元には甘味処がないので、甘味処が豊富にある東京へ行こうかとも考えた。
もう少し近場なら、広島にもある。
とは言え、遠方に行くのは、やっぱり気がすすまない。無収入だし。
仕方がないので、地元の百貨店に入っている茶房で我慢しとくか、とも考えたが、あんみつの餡が粒あんなのが、希望に合わない。
東京の名店「みはし」のこしあんのように、岩を砕いたような形をキープできる、水分のとんだ甘いこしあんが良い。
茶房の口コミをみていると、イレギュラーに白あんが添えられることもあるらしいから要注意だ。
注文する際に黒あんかどうか確認したら、うざい客認定されて雑に作られないかな(そんな程度の低いお店ではない)・・・黒あんがなくなったら白あんになるのかな、そんなら早い時間に行かねばだめかな・・・などと思い詰めていた。
もう、そんな心配はいらない。
こんなに思い焦がれても、食べたら治まるのはわかっている。
なので、「さざえのこしあん」を売っているスーパーへ買い物に行った。
こしあん、缶詰のみつ豆(金大洋とはごろもフーズ)、白玉粉、バニラアイスクリーム(ソフとモウ)、黒蜜、奮発して瓶入りの栗の甘露煮も買った。家にバナナはある。
白玉は、最近よく作るので作り慣れている。
作り始めたは良いが準備が悪く、トッピングの順番は無計画で、アイスクリームは溶けるし、見た目はいけていない。
上手くいく方が、おかしい。
でも、希望通りのこしあんで、味はばっちりだった。
店で食べてもこんなもんだろうと思った。(はたしてそうだろうか)
それどころか、白玉もあんこもお替わりしたので、満腹になった。
作りながらバナナを思い出したが、アイスクリームが溶けるのであきらめた。バナナのみっちりした食感は、あんこに合う。
また明日、作ろう。あんこをつかわなければならない。
あんこは開封した日の内に食せと記載があったが、300gもあるので無理である。
昔は、お菓子作りが好きで、こしあんも自分で作っていた。つぶあんの方が難しかった。栗の渋皮煮や甘露煮も作った。
休日はお菓子作り三昧だったな。
家族もみんないて、幸せな日々だった。
トッピングセンスゼロ。あんずがあったらなあ。
レトロなデザイン。赤えんどう豆は5粒だけだった。
黒蜜はこれ1種類のみ。味がしまるし、一体感が生まれる。
今日は、ここ一番体調が良い。羞明がかなり軽快した。このまま良くなればいいけど。