長らくブログから遠のいていました。
なんででしょうね。
毎年のことですが、寒さを感じる時期(年末が見えてくる時期)は
忙しくなります。
まだ、年末までには2ヶ月程ありますが、
まあ、忙しくやっています。


私が67歳。60代というのは叔父・叔母が亡くなったりして
それを見送る年代なのかな。
つい最近、叔母が無くなりました。
生前は、殆ど接触はありませんでした。


恥ずかしい話かも知れませんが
まあ、聞いてください。


叔母は、かつては市民の保養地といわれた
有名な温泉町、神戸市北区の有馬で暮らしておりました。
生涯独身でした。
温泉旅館の中居さんを職業とする傍ら
アパートを経営していました。
そのアパートは、仲良しの温泉旅館で働く人達が暮らしていました。
芸妓さんも一緒に暮らしていました。
芸妓さん、引退された後で、一度お会いしたことがあります。
お会いした時は、既に80代になられていました。
合った感じは50代くらいにしか見えませんでした。


温泉旅館の中居さんとしての給料、
アパート経営の家賃収入などで、非常に潤っていたようです。
その反面、とんでもない浪費癖もありました。
高級な衣服や靴、高価な家具、電化製品など。
殆ど、三宮や元町で見かけては衝動買い。


それでも、老後のためにとお金は残していました。
予期せぬことが、その後に起こりました。
突然、認知症を発症しました。
認知症の進行は早かったです。
でも、目に見える異常な言動はありませんでした。

せいぜいが、夜中に徘徊するくらいだったかな。
どんどん記憶力を無くしていきました。


生涯独身だったもので、込み入ったことについては
面倒をみる者がいませんでした。
とにかく、これは大変だということで
介護施設(老健)に入所してもらいました。


ここからが大変な話です。
その後、
老後のために残しておいたお金を
施設入所費に使い果たしてしまっていたのです。


施設から夜中に電話がかかってきました。
「血圧が急激に低下している」とのこと。
私は介護職の経験、認知症の父を見送った経験があります。
施設からの電話が何を意味しているかは、わかりました。
その翌朝、叔母は亡くなりました。


亡くなった後、いろいろ調べました。
お金が、まったく残っていませんでした。


つまり、どうやってお葬式をやればいいんだ?
窮地に立たされました。
と同時に、私は腹を立てました。
実は、叔母は自分の生前に生命保険の受け取り人を残していました。
その人は私の、いとこにあたります。
当然、その人にも連絡をしました。


信じられないのは、その人は生命保険の受け取りを拒否しました。
私は説明しました。
生命保険の受け取りは、収入ではないので
課税の対象にならないことを。要するに、そっくりそのまま受け取れることを。
税務署で調べたことを、一応伝えました。
その後生命保険の受け取りが、どうなったかは私は知りません。
ただ、その人は叔母の件では何もしませんでした。
そう、顔を出すこともありませんでした。
あなたは、信じられますか?


さて、問題はお葬式です。
お金が無い。
あっちこっちからお金をかき集めるが如く。
それでもお金が無い。


困り果てた。
なんとか、少額であってもお葬式だけはしてあげたい。
頼むあてが無い。
おそらく、かつての仕事仲間だった方々が
いろいろと手を尽くしてくれたのでしょう。
夕方に、あるお寺から電話がかかってきました。
「いままで(叔母の)先代の方々にお世話になってきました。
 お金など、いくらでも構いません。
 私共が、お葬式をあげさせていただきますので。」
そのお寺は、
東本願寺の別院で「有馬御坊」とよばれていた真宗大谷派の寺
「林渓寺(りんけいじ)」でした。
今や、有馬の観光名所のお寺ですよ!!

私、バカでした。
リンケージ(Linkage)と聞き間違えて
一体、だれが話しているんだ?
IT企業がなんの用だ? なんて思いました。
林渓寺とリンケージ。
日本語、難しいですね。同音異義語。


ああ、助かった。
だけどね、お通夜無し。
お葬式後の料理も無し。
本来非常に費用のかかる筈の法名(戒名)だけは
つけてもらえた。
ひっそりと、こじんまりと、お葬式は無事終了。
49日法要は、どうする?
その時に考えることにする。


悪いが、私にも今やっていることがあります。
1、義母の農地の管理。
  整地・草刈り・土作り。
2,市民手帳に掲載する広告のデザインの作成。
  来年1月に掲載されます。
3,ホームページ作成2件。
4,サイト運営。
5,如何に金を使わないでやるか。叔母の遺品整理。
  これは、しばらく続きます。
6,叔母が残した不動産(アパート)の相続・管理の件。
  私はそのような相続はいりません。拒否します。
  相続税・固定資産税、支払う能力ありません。
  他のいとこに頼んで、処理してもらうことにしました。
  弁護士に頼むと、調査費だけで最低20万必要です。
7,そして、ameblo を書くこと。
  ほんとは、書くネタはたくさんあります。
  もう一つ、書いています。

 

 

 



一言、愚痴を言います。
おばさん、あなたが生きていた頃、私達夫婦は深い接触もなく
何のお世話にもなっておりませんが・・・


でもね、よーく考えてみると。
こんなことって、これからの世の中は
おおいにあり得ることでしょう。



大丈夫か?
日本の社会。

何が、新しい資本主義か。
寝言は、寝てから言え!


ということで、
「林渓寺とリンケージ」というワードがでました。
なので、この曲をお送りします。
この曲、なんとなく
今の私の精神状態に似ています。

 

アーティストのお名前、英語読みは「ダナ・ケイン」

ローマ字読みだと「どんなかね?」

ほんま、どんなかね? みたいな心境です。


Donna Kane - Heavy Linkage Editor