一般的に、「何故2型糖尿病が増えたか?」に対する説明として
食文化の西欧化と言われています。


これって、具体的にどういうことなのだろうか?
お考えになられたこと、ありませんか?


そうですね。 昭和時代に流行った食べ物、いろいろありましたね。
昭和時代(昭和30年前後あたり)に生まれ育った方は、思いだしてみましょう。

1、コロッケ

2、インスタント・ラーメン(チキンラーメンなどは麺を油であげていましたね)

3、ひき肉ベースの、ミンチカツ。

4、トンカツ


今だから思える”最悪の組み合わせ”。炭水化物と油(脂)。
炭水化物を悪者にするのは間違っています。
当時は、油(脂)に関する認識が無かったのが、いけなかったのではないでしょうか。


このような食習慣は、後にも引き継がれていきます。


「何故、2型糖尿病は増えこそすれ、減らないのか?」が見えてきます。
それを、"ミトコンドリア"の機能低下傾向として考えると、
とたんに、話が明確になってきます。


今回、ご紹介するのはNHK「筋肉は裏切らない」でお馴染みの「谷本道哉」さんのお話です。

リンク 筋肉体操の谷本先生が教える良い脂肪の取り方 脂肪の使い分けができるかで健康に差が出る

正直なはなし、谷本先生って、運動オタクかと思っていました。 なんだかアホっぽいなぁ・・・なんて。
この方は実は、近畿大学准教授をされてたんですね。 知りませんでした。
アホっぽい発言は、ここで撤回しておきます。


その谷本先生の記事を要約すると、


1、高脂質食には体脂肪の分解を抑制する作用、
  ミトコンドリアでの脂質の燃焼反応を低下させる作用がある。

2、高脂質食は体脂肪をエネルギーとして使いにくくする。

3、脂肪酸は、
  ・炭素の二重結合のない飽和脂肪酸
  ・二重結合が1つだけある一価不飽和脂肪酸
  ・2つ以上ある多価不飽和脂肪酸
  の3つに大別できる。

4、肉より魚

5、魚に豊富な多価不飽和脂肪酸はLDL(悪玉コレステロール)を減らす。

6、魚を週3回以上食べる習慣がある人は認知症のリスクが半分になる。

7、多価不飽和脂肪は、オメガ-6系とオメガ-3系に分けられる。

8、同じ肉を摂るなら脂肪酸組成的には牛や豚より鶏がよい。

9、揚げ物などによく使われる植物油の組成を見ると、
  飽和脂肪酸の割合は5~15%程度とかなり低い。

10、肉、調理油は摂りすぎない。
  オメガ-3系不飽和脂肪酸(主に魚)はある程度しっかり摂る。


植物性脂肪酸が良くない → 植物性脂肪酸の過剰摂取が良くない
というのが、正しいのではないでしょうか?


それならば、摂取する回数を減らすか、面倒ならば、いっそのこと止めておくか?


この話は、日本人にとっては以外なほどシンプルな処に着地点が見いだせそうです。
じゃあ、着地点はどこなんだ?
なにも慌てなくても。 ここは結論を急がないで、もう少しじっくりと考えるとしましょう。


私がよく言う言葉。 何かの情報をキャッチしたら、海外では、どのように捉えているか。
そこの点について、検証していきましょう。


と言うことで、今回お送りする曲は、谷本先生に因んで

Olivia Newton-John - Physical (Official Video)





P/S 政府は、いくら経済対策だからと言っても、オモロイことを考えるものですね。
  そうかぁ。 今後は「Go To Eat キャンペーン」かぁ。

  ところで、私にひとつ提案があります。 キャンペーン・ソングの提案です。
  できれば、マイケル・ジャクソンの Beat It かと思いましたが、

  どう考えても、アル・ヤンコビックの Eat It しかないのでは? 如何でしょうか?

  Side by Side: "Weird Al" Yankovic's "Eat It" and Michael Jackson's "Beat It"
 
  これ、動画も歌詞も、思いっきり笑えます。
  「Al Yankovic Eat It lyrics」で検索して、訳してみてください。
  谷本先生の「筋肉は裏切らない」ではないが、「お笑いは裏切らない」
  今回の着地点は、ここだな! めでたく、ランディングできました。