夏といえば「夏バテ」。
健康だから夏バテしないということはありません。
誰もが起こりうる夏バテ~食欲不振。


どうして夏バテが起こるのでしょう。


1、自律神経の乱れ
  身体の体温調節は自律神経の働きによってコントロールされていますが、
  身体はその都度外気に適応しようとしますから、
  温度差が大きいとそのストレスによって自律神経が乱れてしまいます。
  冷えすぎた部屋にずっといると、今度は“冷え”によるストレスから
  自律神経がうまく働かなくなり、これもまた夏バテを引き起こす

2、高温多湿の環境による体力の消耗や発汗の異常
  暑さによって体力が消耗すると、消化器官の機能低下が起きてしまいます。
  疲労感やだるさ、食欲不振などの症状が起こります。
  多湿の状況だと汗の蒸発が妨げられ、発汗異常が引き起こりやすくなります。
  汗がうまく出せないと体内に熱がこもって体温調整がうまくできなくなるので、
  疲労感や倦怠感といった症状が起こります。
  汗をかくこと自体はとてもいいことですが、逆に大量にかきすぎると
  水分とミネラル不足による脱水症状を引き起こしてしまいます。

3、熱帯夜による睡眠不足
  十分な睡眠がとれないと日中の疲労回復がうまくできずに疲れがたまってしまい
  夏バテを引き起こします。
  睡眠不足は自律神経の乱れも招きます。


食事の内容を少し (一時的) に変えてみるというのはどうでしょうか?


例えば、病院に入院されたことはありませんか?
入院食は「おいしい、おいしくない」はともかく食べやすくできています。
既往歴に2型糖尿病があった場合、入院時の朝食には驚かされます。

「この食事は糖質だらけで、血糖値コントロールができない!?」

が、しかし・・・。
冷静に調べてみると意外にそうでもなかったりします。
ノンカーボとしては×(バツ)ですが、ローカーボとしては○(マル)だったりします。

但し、主食については工夫が必要です。
これは患者が主食(ごはん)の量をいろいろ変えたり、パンの種類を変えてみたり
パンがだめなら、おかゆに変えてみたりして
患者自らが自分自身に合った炭水化物の量を探すことが必要なんです。
その結果を栄養士さんにフィードバックすることも忘れてはいけません。

特に基礎疾患(2型糖尿病など)とかが無ければ、このような工夫は要りません。

 

ご飯と水分 わずかな塩分 エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物 糖質
おかゆ 150g 107.00 1.65 0.15 23.55 23.40

 

 

 

パン 下記のリンクを参照
低糖質パン 1袋 【低糖質パン】おすすめはコレ! コンビニ&スーパーで・・・

 

 

 

たまご エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物
いり卵 1個分 66g 121.00 7.38 8.18 3.16

 

 

 

野菜 エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物
サラダ 小皿一皿 62g 10.00 0.48 0.07 2.28

 

 

 

デザート エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物
バナナ 1/2切 45g 39.00 0.50 0.09 10.13

 

 

 

飲み物 エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物
牛乳 コップ1杯 100ml 69.00 3.40 3.91 4.94

 

 

 


夏バテしてしまっては食べることも辛くなります。
だからといって食べなければ、もっと症状が悪化します。
この際、糖質の量のことは少々目をつぶるとしましょう。

徐々に食欲が戻ってきたら、主食(おかゆ または 低糖質パン)の部分を
豆腐 150g に置き換えます。
こうすれば糖質量は少なくなります。
しかし全体としては、夏の朝食にふさわしいサッパリとした感じになります。

豆腐はいきなり木綿豆腐にしなくても、最初は絹ごし豆腐でいいと思います。
体調が良くなれば、それから木綿豆腐に切り替えるとか。
 

豆腐 エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物
絹ごし豆腐 150g 84.00 7.35 4.50 3.00
木綿豆腐 150g 108.00 9.90 6.30 2.40

 

豆腐は小分け 3パックを使うと便利です。例として下記のリンクを参考にしてください。

 

150g x 3 まろやか絹 3個パック


 

夏バテで体調を崩してしまった。
その上に基礎疾患(2型糖尿病など)がある人の場合

できれば”糖尿病専門医”に検査・分析をお願いし
管理栄養士さんのアドバイスをもらうのが問題解決につながる場合が少なくありません。

他には”脳神経外科”に勤務する管理栄養士さんからのアドバイスも非常に参考になります。
脳梗塞などの影響で体半分がマヒしてしまって、体の自由を失った患者さんの
食事を預かるお仕事をされていますから以外な程に基礎疾患を持つ患者さんのための
献立を工夫されていたりします。

いまや患者さんの健康状態を改善しているのは栄養士さんではないでしょうか。
いや国民の健康を守っていると言っても決して大げさではありません。

機会を見つけて積極的に栄養士さんのセミナー”栄養指導”を受けることをお勧めします。
早く問題解決をして快適な生活を送りましょう。


ということで、今回お届けする曲は

Supertramp - breakfast in america (live) 1979