副題:
吉村知事「ウソみたいな本当の話」…"うがい薬"が新型コロナに有効?
うがい薬がまたたく間に売り切れたという。
この話を何とも思いませんか?
表題にあるとおり「台湾政府にはオードリー・タン(才能)が居る」。
いまや日本は経済大国でもなければ技術的先進国でもありません。
むしろ後進国だと言えます。
オードリー・タンはなんと言ったか。
以下、Newsweek日本版より抜粋。
COVID危機に対して
実は同時に2つの危機があります。1つはパンデミック、生物学的な危機です。
もう1つは、不安、恐怖、暴挙、陰謀論、パニック買いなどがあります。
これらのことを「情報感染」と呼びます。
もし陰謀論を耳にし、そして国が心のワクチンを提供しない状態、
つまり基本的な科学的理解のためのコミュニケーション材料を
積極的に出していない状態であれば、人々は実際に何が起こっているのか
分からなくなり、認識論的な空虚感に苦しむことになるでしょう。
そうなれば、ぽっかりあいた穴を陰謀論のような思い込みで埋める可能性があります。
人々をより分裂させ、事態をさらに悪化させる結果になります。
大阪で起こったことはオードリー・タンの言葉を借りれば
まったくの「情報感染」です。
冷静に振り返って考えてみてください。
病院(特に歯科)で普通に使われそうなイメージの"うがい薬"。
実際に病院で"うがい薬"を使った経験ってあるでしょうか?
"うがい薬"はそうそう頻繁に使われてはいません。
それは何故か?
1、うがい薬により、ノドの正常な細菌も殺菌されてしまう。
2、ヨードの過剰摂取につながり「甲状腺機能低下」を誘発する恐れがある。
国内での COVID-19 についてのガイドラインは
「手洗い」と「うがい」をしましょうということですが
手洗いに石鹸を使っても、うがいに"うがい薬"を使いましょうとは言っていない。
私が危惧するのは"「甲状腺機能低下」を誘発する恐れがある"という部分。
これがマスコミによって情報として広まることがヤバイと思います。
人の心理としては"うがい薬"とヨードが多く含まれる食品や調味料を
使うのをやめようと思う。
ヨウ素が多い食材
・こんぶ(とろろ昆布、つくだ煮、昆布茶などの昆布製品)
・わかめ
・のり(のりのつくだ煮等、加工品)
・ひじき、寒天(みつ豆、トコロテンなど)
・ヨード卵
ヨウ素が含まれている調味料
・昆布だし
・市販の調味料(昆布だし、昆布エキスなどを使用しているもの)
どれも関西人が好きなものばかり。
それぞれ個人が判断するのは構わないことですが、集団化することが
日本をある意味後進国化させている要因と考えられます。
日本は裕福な国ではありません。
誰もが生活に追われて、"考えるゆとり"さえありません。
日本政府・著名人やマスコミにおいては、
1、それをやったら他者にどういう影響を与えるか。
2、それを言ったら他者にどういう影響を与えるか。
このことを考えていただきたいです。
そのことがわからなければ、今ひとつ"オードリー・タンの言葉"を振り返ってみるべきです。
今回の大阪吉村知事に対しては、私は批判する気持ちは微塵もありません。
問題の発生は「大阪はびきの医療センター」。
いけないのは "薄っぺらいデータ" と "第3者によるエビデンスも無い状態" で知事に報告したことです。
これって本当に科学的な仕事をしている人の所作でしょうか?
そこをよくお考えいただきたいのであります。
あー、肩のこる話になってしまいました。
今回は、この動画で元気になってください。
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