サプライズと共に始まった「set me free」。
神戸のヒーローのオリジナルに他に英語で歌われた曲があったかどうか。
私は知らない。
2012年6月頃に制作に取り掛かって、8月には
Live-bar 神港工務店でアンプラグド.バージョンが披露された。
抗がん剤治療でボロボロになっていたかのように見えた
そんなマスターが久留米から神戸に戻ってきた時
元気さを取り戻したかのように見えた。
事実この2012年のLive-bar 神港工務店では
2時間半に及ぶ元気一杯のライブが行われた。
「歌いにくい曲やのう」なんてぶつぶつ言いながらも
2012年のLive-bar 神港工務店ではライブの幕開けと3回のアンコールの後の
ラストにも歌われた。

これは音楽の事をよく知らない私感で申し訳ないが
これは英語が持つ一種の抽象性(誤解されないために申し上げますが
技術英語とかはちっとも抽象的な訳がなく、
ロックという音楽で使われる英語表現を指している。)

「君を深く愛しているよ」っていう日本語の表現より
「Love!」っていう表現のほうがロックの楽曲には強い語感が伴うと思う。

【和訳・意訳】
俺は生きる理由を探している。
それは、ギターを弾くこと。
それは、歌を歌うこと。
(この間に病気で苦しむマスターの苦悩の気持ちがあって)
神よ!俺を解放してくれ!

2012/11/7のチキンジョージでのライブの映像を見ていると
ヒーローの表情が違うんです。
シンボルの赤いタオルを振り回しながら
バンド.ヒーローズに「もっとロックしろ!もっとロックしろ!」
って言ってるような激しいライブ.アクトだった。
とても「末期癌を1年前に宣告された男」には見えなかった・・・

さて2013/11/8 サプライズと共に始まった「set me free」は
女性ボーカル.井上ひとみさんの
レッド.ツェッペリンのロバート.プラントを思わせる
Uoo Yar!のスクリーミングの連呼で始まった!
ヒーローズのずっしり重いリズム、体に響くロックならではの快感。

3曲目にして、このハイ.ポテンシャル。
実はこの夜のヒーローズ.ライブは、このポテンシャルを維持したまま
突き進んでいくのであった。さらにサプライズは続く。

次回、「ヒーローズ、2013/11/8 神戸ウインターランド ライブ」をお楽しみに。
では。