ヒーローズの事を知らない人に「ヒーローズって何?」。
説明をしなくてはいけない。

ご当地バンドと言えば良いだろうか。
例えば、大阪だと「上田正樹とサウストゥサウス」「ソーバッドレビュー」「スターキングデリシャス」
沖縄だと「紫」「コンディション.グリーン」「喜屋武マリーとメドゥーサ」に位置するだろうか。

神戸でご当地バンドは「速水清のジプシーブラッド」以来。
不思議にロックが根をはらない神戸にしては珍しいくらいに
真にロックする。そんなバンド。
数少ないライブは、まさに体感するに値する。掛け値なしのライブ。

2011年に「神戸のヒーロー」こと庭村昌宏氏が旧友を呼び集めての再結成。
このバンドが不遇だったことは
再結成まもなく、「神戸のヒーローは末期癌であった。」
人の生死に立ち会う運命にあったバンドである。

でも彼らの演奏は少しも湿っぽくない。
不思議なくらいに純粋なロックのパワーに満ち溢れている。

庭村昌宏氏は自ら遺作と言って「生き様」というゴスペルのような作品を録音した。
これはまず、ヒーローズによって再演される事は予想できなかった。

そんな彼らの11/8ウインターランドのライブは
なんと!井上ひとみさんの美しい歌声の「生き様」から始まった。
そう、ライブの開始からいきなりサプライズなのであった。

そんなヒーローズのライブ.レポートを数回に分けてお届けしたいと思う。
今日はここまで。