こんにちは。えびです。
今回は昨年末に犬の刺繍にチャレンジしたときのお話です。
2ヶ月ほどかけて、2作品作りました。
1作品目がこちらです。
写真立てに入るくらいのサイズです。
海外に住んでいたときに仲良くして頂いたおばあちゃんがチワワを飼っていて、そのわんちゃんの刺繍になります。
そのおばあちゃんと共通の友人が、私がよく鳥の刺繍をしているのを知っていて、犬の刺繍もできないかとのお話を頂き作ることになりました。

(その友人にも別で刺繍フレームをお渡ししたのですがそのお話はまた次回。)
正確にはおばあちゃんが飼い主というわけではなくて、週に何日か施設からやってくるそうです。
人懐っこくて私と会ったときも甘えてくれる可愛いわんちゃんでした。

オーダー(というと大層なことですが
)を受けたときは、犬の刺繍は正直なところ自信がありませんでした。

ただ、友人の『えびが作ったって言ったらおばあちゃんは何でも喜ぶよ』の一言に背中を押されてチャレンジしてみたのでした。
考案中のデザイン↓
わんちゃんが私に会うときはいつも前脚を私の膝にかけてつかまり立ちをしてくれるのでそのイメージでお花のバスケットに納まっている姿にしてみました。
おばあちゃんの家にはたくさんの観葉植物があったのでそのお花も図案に入れています。
明るい色が好きとのことで、ガーベラはビビットな配色にしました。

先に花の刺繍から刺し始めて、慣れてきたところでチワワに取り掛かりましたが、チワワのところは緊張のあまり手汗で刺繍下地シート(水で溶けるタイプ)が溶けかかりました。

デザインの段階では、バスケットの部分をリボン刺繍にしようと思って材料も用意していましたが、終盤に全体のバランスをみると刺繍糸の方が良い気がして最終的にバスケットステッチにしています。
リボン刺繍はまた機会があればチャレンジしてみたいです。

ステッチの種類は、サテンステッチ(ガーベラの花びら)、ロングアンドショートステッチ(主に犬)、フレンチノットステッチ(ガーベラの中心)、レゼーデージーステッチ(葉っぱ)、アウトラインステッチ、そしてバスケットステッチになります。
レゼーデージーステッチは初めて刺してみましたが、糸のたるみの調整が難しいものの、可愛い仕上がりになりました。

今回は刺繍する前にユザワヤで茶系の刺繍糸を買い集めました。
今まで自前の刺繍糸はDMCが多かったのですが、わんちゃんにはCOSMOの色味の柔らかい刺繍糸の方が合っている気がしたのでチワワは全色COSMOの糸を使っています。
逆に、ガーベラは鮮やかな色味にしたかったのでDMCの刺繍糸を使っています。
メーカーによる刺繍糸の違いは、ネットで検索すると詳しく出てきますが、私としてはDMCは色味が鮮やか、COSMOは色味が柔らかいと理解しています。拘ってメーカーを使い分けたのは今回が初めてでしたが、何となく違いを実感することができました。

作品は共通の友人を通して無事におばあちゃんの元へ。喜んで貰えたようで凄く嬉しかったです。
依頼してくれた友人にも感謝です。

おばあちゃんからはカレンダーとグリーティングカードを頂きました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

えび