王子製紙の中国における問題が話題に上がっている。
 
そもそも製紙工場から排出される汚水を専用のパイプライン
 
を使って海に放出する計画であるが、ここへきて中国国内は
 
環境汚染が問題となり暴動に近い状態になりつつある。
 
中国は選挙によって選ばれた政治家ではないので民の暴動が
 
起きれば案外弱い体質なのか、王子との行政取決めがいとも簡単に
 
変更させられている。
 
王子にしてみれば2,000億円もの投資をしたなかで勝手に中国政府が
 
要件を変更するなどあり得ないことであると思うわれるが、これが中国リスク
 
いやいや海外投資リスクですな。
 
日本を含めた先進国は自国で環境を汚す産業を他国に移換したことで
 
自国の環境は汚染されず、いいことであるが、生産工場を請負う国
 
は環境の視点からみれば投資額に見合う汚染を受け入れられうかが
 
問題の視点となるかもしれないね。
 
そういえばベトナムでもこの辺の汚水処理について問題が表面化
 
してきている。
 
後進国はこれまで汚染について考えがなかったので
 
海外投資に積極的に受け入れてきたが、こうした問題がでると
 
自国の漁業や農業など一次産業に影響がでると政府は
 
弱腰になる。
 
 
でもこの先にある経済の行方は…生産コストの上昇。
 
 
 
 
難しいな世界経済のよみ…。
 
グローバル化とは給与金額が高い国と低い国の綱引きで
 
中間地点に達するまで続くのか??