ソニーが少し前にハッカー集団から個人情報7700万人が流出した
 
ニュースは記憶に新しいですね。
 
 
そもそも何故?ソニーはハッカー集団から標的とされなければならなかったのか?
 
そこに大きな疑問があるのですが、
 
ステルス・マーケティングという言葉をご存知でしょうか?
 
 
 
そもそもマスコミで以前からペイドパブリシティを、純粋の記事のように
 
編集し、あたかも第三者が評価した記事であるかのように消費者を
 
惑わすような記事のことを指しますが、
 
新聞や雑誌もこれを問題視し、
 
企業がお金を出して書かせた記事は、きちんと広告であると示す必要があるとし
 
日経新聞などが先んじて実行しましたが、
 
同じようなことがネットでも起きているのです。
 
テレビはもっと汚い手法を使っていますが…。
 
 
特に、ソニーはブログやSNSなどを使い、自社製品の優位性などを
 
社員?インフルエンサー(影響力あるユーザ)などを使い
 
ネット上で新製品発売時期に合わせアピールしていたわけです。
 
場合によっては他社比較なども交え…。
 
 
これがどうも世界のソニーといわれる会社が行う行為ではないだろうと
 
世界中のネットユーザが批判していたわけです。
 
ソニーという会社が栄光ある会社だったのは1990年代までではないか
 
そもそもソニーの体質はどこで豹変してしまったのか?
 
優秀な技術者がソニーを去り、サムソンやLGなどへ転職した背景には
 
なにがあったのか?
 
ほぼそれと同時期に、韓国企業の製品が向上し世界の流通から支持され
 
はじめたのもその頃…。
 
 
同じように日本有数の財閥系企業の技術者がアップルなど、米国系企業に
 
ヘッドハンティング
 
され、どんどん転職している。
 
その数が数%ならまだしも、数十%に達するとまずいと思います。
 
現実にどれくらいかは判りませんが、統計があれば是非分析したいところです。
 
 
日本企業がステルス・マーケティングなど、消費者を惑わすような
 
手法をこそこそ推し進めるその体質というかモラルが気に入りません。
 
日本企業なら質で勝負し、小賢しい手法で物を売るなど言語道断。
 
広告は広告と謳うべきで、企業倫理観がネットの世界でも求められています。
 
 
 
 
多分、こうした問題は日本企業側に問題があると私は認識しています。
 
不況が長引き、将来に展望を持てない閉塞感のようなものが
 
あって、なんだか自信が持てないのでしょうか。
 
海外の企業は溌剌と展望と戦略を持って事業を展開している事実を
 
突きつけられると、転職に心が傾くのでしょうか???
 
 
企業コンプライアンスというより、表に出て消費者の声を直に聞き
 
勇気を持って営業展開する正直な日本企業体質であって欲しいし
 
姑息な手法に頼るようなまねはしてもらいたくない。
 
 
ソニーばかりでなく日本企業が元気になるためには
 
ITに頼りすぎず、直にユーザと触れる仕組みを検討しないと駄目なのだ。
 
弊社で若者の体質を見ていると、そう感じます。