日経ビジネスを読んでいたら、富士通の農作業工程をクラウド
 
で明かにするとした記事が躍り出ていました。
 
確かに日本の農家は後継者不足であり超高齢化でもある。今の内に
 
農家が長年かけて積み上げてきたノウハウのようなものをデータ化し
 
近代農業発展につなげることは重要である。
 
そもそもクラウドはセンシグネットワークを使い、経験値をデータ化する
 
ことは容易で、もう10年以上前から取組むべきであると言われていた。
 
ここにきてクラウド合唱と共に大手が漸く取組む背景には、新たな発想
 
ITCを使ったビジネスのテーマ不足なのか?
 
と、皮肉りたくもなる。クラウドという考え方はネットワークの環境こそ違
 
いがあるが、そもそもコンピュータシステムは狭い意味でクラウド化して
 
いたのである。
 
ただ農業とICTは非常に相性がいいものであると思うから、こうした事業
 
には非常に興味があるし、できたら取組んでみたいのだが…零細企業が
 
しゃしゃりでるところではないので、この成り行きを見守るだけだが…。
 
 
 
先日の日曜日に、シンガポールへ移住した世界的な投資家
 
ジム・ロジャースの講演に足を運んできた。彼が言わんとすることは、
 
コモディティ投資の可能性を中心に、世界経済の情勢を分析されていまし
 
たが、私も10年くらいのスパンで考えると農業、および農作物の投資は
 
効率がよいのかもしれないと思います
 
 
世界人口の爆発や天候不順を考えると…特にね。
 
 
それから文春を読んでいたら、ハワイでクリーンエネルギー革命を目指し
 
た記事が目に飛び込んできた。
 
 
まず最初に驚いたのが、水素で走るエコカーが一部ではあるが、日常
 
的に使われ始め水素給油所も2箇所もあるという。
 
水素のよいところは、ソーラーパネルなどを利用して作られた太陽電気
 
エネルギーで余った電気を水分解エネルギーに使い、水素として貯蔵する
 
ことが可能であるため、非常に効率がいい。
 
既にハワイでは各家庭の屋根にはソーラーパネルの設置を義務化してい
 
る。
 
農業では、魚の養殖と水耕栽培のハイブリット、ハイドロポニックスが面
 
白い。水槽内の魚の排泄物はバクテリアに分解され栄養分となり野菜に
 
吸収されていく。外から肥料をくわえる必要がなく、土で育てるのに比べ
 
3分の1から4分の1のスペースで野菜を作ることが可能である。
 
こう考えると、ハワイと日本の共通しているところは…。
 
1)土地面積が狭い。
 
2)エネルギーは全て外から輸入しないかぎりない。
 
3)周りは全て海。
 
 
と、実に多い。日本の農業も見習う点は多いように思うのだけれど。
 
 
 
前述の、富士通が取組む農作業工程のクラウド化が、実りある効果を
 
期待するところだが、SEが考える農作業工程???
 
みたいな変な仕組みにならなければよいのだけれど。