今、アップル社から発売された「ipad」が人気を呼んでいますよね。
 
私はまだ持ってませんが、この人気は看過することはできません。
 
なぜならば、これは既に米国で電子書籍の人気がある一定の市場
 
を形成しているようです。しかも、どんどん成長しているらしいね。
 
ある人はこれを、グーテンベルグの活版印刷発明以来の転換点を
 
迎えているというんですよ…汗。
 
 
 
米国ではipadではなくキンドル(アマゾン用電子書籍リーダー)やソニー
 
の電子書籍リーダーが市場で人気のようです。kindleやソニーの画面には
 
電子ペーパーが採用されていて画面はモノクロ…しかも日本の文庫本程
 
の画面の大きさ?
 
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そもそも電子書籍の考え方はコンピュータ発明以来の
 
発想でもあったのだけれど、どうもモニター画面を見な
 
がら本を読むことに抵抗があってなかなか普及しなか
 
た。がしかし、なぜ今、米国では2007年頃から、普及
 
はじめたのか?
 
要因は↑電子ペーパーの発達でしょう。これ古くは米国で発明されてい
 
たものですが、日本企業が盛んに有機ELよりもこちらということで盛んに開
 
発していますね。
 
最近の電子ペーパーは、コレステリック液晶というもの利用しています。超
 
消費電力でメモリ性があるコレステリック液晶は、らせんの軸が縦向きか横
 
向きで安定するので、電圧を切っても半永久的に液晶分子の向きを維持
 
することができます。このメモリ性のある性質により、書換え時のみ電力を
 
必要とする超低消費電力を実現しています。また、一度表示したものを表
 
示中は、電圧をかけないので画面がちらついたりすることがなく、目が
 
れません。
 
薄くて、軽くて、明るい従来の液晶に必要だった、偏光板、反射板、カラー
 
フィルター、バックライトがなくなり、薄くて軽く、明るい液晶が作られまし
 
 
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この電子ペーパーの利用は他にも、腕時計など用途はいろいろ考えられま
 
す。きっと、日本でも電子ブックは普及するでしょう。
 
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日本はしばらく抵抗はあると思いますが、確実に出版業界では再編などを
 
含め動きが激しくなると思います。
 
しかしここで、電子ブックが普及すると、出版社と著者との関係、それから
 
東販や日販の在り方など、仕組みが変わるかな?
 
わたしなんざこれで考えることがいっぱいできて、大変です。(笑)
 
近所のいる企業系研究所で働く技術者と話をしていますが、これからの
 
紙があった分野を中心に変化が起ることは間違いないですな。
 
それから…検索システムもね。←これヒントです。