まぁ~しかし、ここまで不況で出遅れている業界も無いかって思えるほど
IT業界は不況の嵐が吹き荒れております。
多分、どの業界でもそうなのかもしれませんね。ただ気分の問題もあって
なんとなく自信喪失的な要素が強くあるように思います。
それに加えて米国で起きたトヨタのリコール問題。
実はあれ、ハード的な問題もさることながら、ソフトウェア的な問題も指摘
されているようなのです。
そもそもIT業界と言ってもいろいろなタイプがありますが、日本が世界に誇る
のは組み込み技術と呼ばれているものです…。
まさに自動車は走るコンピュータでして、アクセルとブレーキ制御はコンピュータ
が行なっていると言ってもいいでしょう。
ましてハイブリッド自動車ともなれば尚更です。
トヨタの品質管理は徹底している部分と、意外に管理が昔の方法である部分と混在
しているようなのです。ただ担当者からみれば、あまりにも情報が多いことから、
その情報を活かしきれてないこともあるようなのです。なんでも管理をコンピュータ
に頼ることがいいとは言えませんが、世界企業ともなるとここは、使えるERPの
再構築も必要であると思うのだけれど…。
こうしたところから見えてくるのは、日本の強いところと弱いところなのです。
部分的な最適化は非常に優れているのですが、全体的な最適化となるとやや下手な
部類に入るのでしょうか…???
例えば、家電メーカーでも部分の技術力は世界一を誇るほどの技術があっても、全体
となると、それを活かしきれてない。
まして、お隣の韓国サムスンのようなたいした技術力がなくてもニーズをしっかり
拾い地域ごとにあう適正価格や商品パフォーマンスを構築し市場シェアを獲得して
ところを見ると、やっぱり日本は全体最適化が不得意ではないかと考えてしまいます。
先の戦争でもそうでしたね。
さて、これから日本の技術は世界に向けて活かして行くことができるのでしょうか?
それともガラパゴス化しつづけるのでしょうか?
さてさて…どうしたもんでしょうかね…。