あのですね、お隣の国…中国でパソコンを販売する場合、中国政府の監視ソフトをパソコン出荷
時全てインストールする必要があるようですよ。そんなニュースを先ほど見ました。
中国政府は有害なインターネット閲覧を防止するためと説明していますが、あきらかに中国政府
を批判するブログやSNSを取り締まることが主目的のようです。
なんつたって、中国は天安門事件から10年の節目で徹底的に集会など開かせないように取締を
強化しましたからね。
でも、そんな話の影で実は大変なことが起こっています。それは、中国で販売するソフトウェア
の全てが、ソースコードを中国政府に公開しないと販売してはならないとした法律が発布された
のです。
これってとても大変なことなのですよ。
ソフトウェアのソースコードとは、そのソフトウェアのロジックが全て記述されているので見る
人が見れば全て分かりますから…。
ソースコードとは、文字や数字と記号が記述された膨大なファイル群ですが、通常はソースコード
は閲覧できなような仕組みにしています。もちろん、日本でも防衛省など軍施設に関連するソフト
ウェアであればソースコードを公開する必要がありますが、これはきちんと国際条約に照らし管理
されるので信頼性があります。もちろん米国やEUも同様です。
しかし、中国は一般に販売するすべてのソフトウェアはソースコードを中国政府に公開しなければ
ならないのです。その後はどうなるか分かりますよね。すべて中国国内に流通しますから…。
ソフトをコピーするだけの問題じゃありませんからね。
じゃあ~、中国に販売しなければいいんじゃないってことですが、問題は中国マーケット規模が無
視できないほど大きいのです。だからら皆、困っているのですよ。
これには日本・欧米ともに困っているのですが、中国政府は自国の有利な立場、マーケット規模を
上手く使い始めてきましたよ。これが実は一番怖いね。
車だってそうでしょう~、実は車も低価格車は日本国内でなく東南アジアで組み立て、より人件費
が安い国で組み立てを行なっていますからね。そのうち中国国内で販売する車は全て中国で生産した
ものだけ販売できる仕組みになるのでしょうかね。
あれ?もうそうなっているんだけっけ?