アイスクリーム開発物語



いろいろと問題の多いここバタンガスのある村…。


朝の散歩から帰ってくると、サンディの母方の親戚が


来ていました。こちらホテルで働いていただけあって


なんだか雰囲気がとてもお上品な叔母さんと叔父さん


でした。本日、日本人の私がアイスクリームを作ると


いうことで、どれどれということで遊びに来たようです。



じゃ~台所に全員集合~ということで、道具をセットし


材料を用意しアイスクリーム作りが始まりました。


ボウルに卵と砂糖を入れかき混ぜ色が白っぽくなるまで


かき混ぜる。なんて説明しながら…。



叔母さん「でも~あなたは変わった日本人ね、サンデ


ィに聞いたら、特に付き合っている訳じゃないそうね」




私「…そうなんです。本当に変ですよね私…汗。」




私もなんでこの家族にこんなことしているのか不思議??



まぁ~あんまり細かいこと考えてもしょうがないからア


イスクリームを作りましょうということで、あれこれ説明


し、とにかく美味しいアイスクリームができたらご近所に


食べてもらいましょう。



とにかく美味しいアイスクリームをご近所に配って美味し


いって本気で言わせることが最初の目標だ~ってね。



私も調子こいて力説していました。多分、ここの家族はあ



っけにとられていた思います。


で、アイスクリームを作ることに一生懸命になりすぎ写真が


全然ありません…汗。



で、結果から申し上げてコメントでもお気づきかもしれ


ませんが、生牛乳が市場に無いフィリピンではアイスク


リーム開発が非常に難しいです。フィリピン在住の方が専門


店のようなところでは生牛乳が販売されていると教えてくれ


ましたが、値段も高いとか…。


この問題を解決するために、加工乳とホイップクリームの混


合比を変え調整しなければなりません。



舌触りの滑らかさは、日本で作った場合と比較するとちょい


とザラツキ感が否めません。加えて味も今一つ。


ただフィリピンで一般的に販売されているアイスクリーム


よりは美味しいです。目標はハーゲンダッツとほぼ同じ程度


の美味しさを目指しましょうということで、ノートにイラスト


を添えレシピをいろいろ書きまして、私が帰った後もチャレン


ジして欲しいので私のレシピノートをプレゼントしました。



後はこの家族がこのちっぽけな手がかりを自分達のものにでき



かどうか?ってところでしょうか?



どうもみていると真剣度は低いなぁ~これもフィリピン流かな。



つづく。