戦いの続き…3



到着して夕飯を食べて、シャワーを浴び部屋でゆっくり


思考をめぐらせてみました。やっぱり、自分の国で親戚


のお姉ちゃんが外国人と付き合って羽振りがいいとした


場合、私の場合なんとも嬉しい。できれば近寄って外国


人の恋人を見てみたいし話もしてみたいと好奇心でいっ


ぱいとなりそうだ。やっぱり、嫉妬して犬を殺すなどと


した思考回路は尋常じゃないことは確かだ。


だからね~外国人の私がしゃしゃり出る訳にも行かない。


そうそう、時間は少ない僅か明日の土曜日と日曜日の午


前しか時間がない。月曜日の朝早い便で日本に帰らなけ


ればならない。仕事もたまっているしあんまりごたごた


しことになると私が帰国してからこの家族が大変だ。だ


からやっぱり親戚の叔父さんが言うように相手にしない


ことが大切なのか………だよね。やっぱり。


よしよし、アイスクリーム開発に全力を注ぐことにしよ


うっと。パソコンを開いたものの仕事もたいしてできず


シャワールームにでかい蜘蛛がいなか確認して寝てしま


いました。






翌朝3月21日(土)




朝から子供たちが忙しそうに遊んでいる。私は子供たち


に見つからないように一人で散歩に出かける。もし変な


オッサンさんが私に妬みのようなことを感じているなら


ここは千歳一隅のチャンスなわけで、だから一人で散歩


に出かけてみた。


だいたいどの辺に暮らしているのか昨日の話題で聴いてい


たので、ちょいとその辺を散歩コースとして歩いてみた。


出会う人皆さんに日本語で「おはようございます」と、


タガログ語で「Magandang Umaga」と2言語で挨拶をしな


がら笑顔で歩いてみた。



だれも挨拶をかえさない。やっぱりサンディの家について


この村では妬みの対象となっているのか?少なくとも正月


の時は、少し挨拶をかえしてくれた印象があるんだけれど


どうしたんだろう???


だんだんと歩みを進め、小さな家の前にさしかかった。アド


を殺したおやじが住んでいる家の前についた。中から誰か


様子をうかがっているのか分からない。ただここで立ち止


まると日本人が因縁つけにやってきたように思われてもい


かんので静かにゆっくり通り過ごす。ただ、ここでアドを


思い心の中で合唱し黙祷した。どうしても、これだけはし


たかった…汗。



少し私の中の怒りが和らいだように思う。



でも頭きているけどね。"怒"



でも我慢我慢…。



ゆっくり歩いて背中に全神経を集中させて歩く。もしかし


たらピストルをぶっ放す可能性も低くない。取りあえず何


もないようだ。



で、もっと村中を歩いて挨拶を繰り返す。やっぱり家がしっ


かりしている家の住人は挨拶をしてくれる。


ふ~ん、やっぱり妬みなんだな~。日本人は気をつけねば


なりませんな。


つづく…。