おやじの背中が小さく見えます



先週の土曜日、実家から84歳の親父が上京してきた。

靖国神社で戦友会があるためだそうだ。

その後、鎌倉長谷に父の兄がまだ健在なので、そこへ

父の弟と共に訪問する予定なのだそうだ。

父の弟は浅草界隈で仕事をしているのだが、この兄弟

に共通しているのが、工芸職人である。

私の父は、もうそれほど仕事らしい仕事はしていない

けれど、頼まれれば金属に漆を塗る仕事をしている。

鎌倉の父の兄貴は、彫金の仕事を86歳の年になっても

まだまだ元気で仕事をしている。

一昨年、奥さんが亡くなりちょっと心配だけど、娘が

2人もいるので大丈夫なのである。

この兄弟の高齢にもかかわらず仕事をしているので、元気

なのである。やっぱり人間、仕事をしていると元気だ。

ちゃんと歩いて、新潟くんだりから新幹線乗って一人

で来るんだから偉い。

私にちょっと顔を見せろと言うので、上野駅で待合わせした。

既に叔父さんも迎えに来ていたので、一緒に浅草で天丼

でも食べようということになった。


イメージ 1


なんだか天丼の写真はないが昔、おやじが若い頃に良く

食べに来ていた店なのだそうだ。

はっきり言って美味しくない。(笑)

本人達は懐かしいとかなんとかいって喜んでいたけれど…。



で、親父の背中がやっぱり小さく見えた。…写真手前…


もう年だしね、こうしてまじまじ親父の背中をみるのも、そ

う無いかもしれないと思った。


それから、一昨日であるが団塊の世代に呼ばれて会合に出席

してきた。

この世代は私の実の兄の世代である。この世代の人と話して

いるのは心地がいいのである。

小さい頃から、この世代と共に暮らしてきたから違和感が無い。


しかし、この世代の人たちもサラリーマン生活を終え、さて

これからどうしたものぞと、迷っているように感じる。

そこで、私の会社でやっているようなフリータ支援のような

ことができないか?

と、相談があったので出かけたのだが、やっぱりこの世代は

意見をまとめるのが大変なのである。

それぞれ立派なサラリーマンだったのだけれど、今その会社…

いやいやバックボーンから解き放たれたので、落ち着かない様子。

いづれ社会参加のテーマを持ち活躍する日はそう遠くなく訪れ

ると思うけれど、今はまだ、40年近いサラリーマン生活の整理

精査しているところかもしれませんね。

この世代にもう一頑張りしてもらいたいのです。家に閉じこも

ってもらっては困るのです。

団塊世代の背中を見せてもらいたいなぁ~。