今回、どうしてもフィリピンで見たい場所がありました。それは
日本のテレビでも放送されていました、ゴミの集積山で生活する
人々の暮らしです。そこはフィリピンの貧民街であるドント地区
です。で、なんで正月早々からそんなところ取材するの??
とした質問なんですが、私にもよくわかりません。
ただ…、
いったいどんなところなのか?
本当に人は生活しているのか?
本当に危険な場所なのか?
テレビ局のやらせではないのか?
そんな好奇心といえば好奇心ですが、そこで暮らす人々の実際の
様子をこの目で確認したいと思ったようです私は…。
正直な話、恥ずかしいけれど怖いもの見たさかもしれません。
フィリピンを理解するにはフィリピンの現実を見る必要があると、
それっぽい理由は思いつくのですが…私にはピンときません。
ただフィリピンの問題というよりも、病める国、日本にも関係
がある問題のような気がします。うまく説明できませんけど…。
で、実際に取材してみた感想ですが、ここで暮らす子供達が意
外に力強く、いやいや逞しく生きていることに感銘しました。
けっして同情とか哀れみではなく、彼らがここからどうやって
人生を這い上がっていくのか?そこに興味が沸きました。
彼らの凄いところは「あれが無い、これが無い」なんて言って
られないほど、毎日を真剣に生き抜く必要があるようです。
そうなんです、全力で生きているんです。
この全力で生きる力が今の日本に欠けているのかもしれません。
人を批判することは容易だけれど、毎日全力で働いて生きる力
こそ、他を圧倒するくらい大きな力になっていくように感じます。
こんな幼い子供でも生き抜く力はあるんですね。
22歳ではまだ幼いと判断するのか?
10歳ではまだ早すぎると判断するのか?
働くとはどの年ならいいのか?
非常に考えさせられます。
ここに、ただその記録を写真という限られたスペースの媒体で
すが、ここに記録として残します。
1月2日の朝。
ホテルのタクシーを手配するところで、この件について相談しま
した。やっぱり嫌な顔を少しされました。どうしてそんなところ
に正月から行くのか?と聞かれ答えに窮しました。
理由は分からないけど、今しか時間が無いことを告げ協力しても
らうことに。
そして、ホテルのドライバーを半日雇い出発。
途中、ドライバーから色々質問されました。取材か?新聞社の記者か?
「いえ、観光です」っていったらドライバーが笑っていました。
生きるための行進![]() |
兄弟かな??![]() |
ゴミを拾っています。![]() |
ダンプの上で大勢がゴミを探しています。![]() |
お母さんの後ろに隠れています。![]() |
ただゴミの草原です。![]() |
一応お店みたいです。兄弟で店番??![]() |
犬です。皮膚病です。目が…![]() |







