今日の朝は時間があるので、ゆっくりできた。
外は小雨で天気が悪い。
窓から外を眺めていたら、ふとあることを思い出した。
今から5年くらい前になるけれど、当時、私の会社の事務が入って
いた施設には、面白い人たちがいた。
特に印象的だったのがカエル博士だ。
カエルのことならその博士に聞けば、なんでも知っている。
しかし、カエルのことを知りたいと思っていなかったので当時は何
も質問ができなかった。
初夏の真っ只中だったと思うけれど、会社の近くにある公園でカエ
ルを発見した。どう見てもアマガエルなんだけれど、妙に色が変色
しているのだ。
そのアマガエルを捕まえて、カエル博士に見せた。
その博士はカエルを見るなり、「やっぱりねぇ」と、つぶやいた。
私は何が「やっぱりねぇ」なんだと、突っ込むと、その博士は…。
「カエルの皮膚は粘着質で紫外線に弱いんですよ」ってポツリ。
「太陽の紫外線の量によって、カエルの背中の色は変色するんです。
だからカエルを見ていると地球の上空で起きていることが推測でき
るんです。やっぱりねぇ~と言った理由は、ココ最近、紫外線が強
いと感じるんです。そして、全国的にカエルが減少しているんです」。
なるほど、紫外線も波長域で「UV-A,UV-B,UV-C」と
3種類に分類される。
UV-Aは人間の肌が黒くなることに関係し、UV-Bは肌が赤くな
ることに関係があり、UV-Cは殺菌力があるほど強い。
特にオゾンの破壊によって紫外線が降り注ぐのはUV-Bが一番多い
んだそうです。
この話を思い出した。今、季節は秋。小雨でカエルを見ることが少な
くなった。
そういえば今、カエルってどうしているんだろう。
カエル博士の話によれば、このままオゾンの破壊が進めば確実に地球
の生物は全滅しますよって力づよく説明していたな。
最近、地球環境問題で米国が国連の総会に参加したり、後進国は先進
国の反省が先だと主張し、各国が好き勝手なことを主張しているけど、
カエルはどんどん絶滅の道を歩んでいる。カエルは主張できないから、
背中で訴えるしかないのだ。
カエルの死滅は農薬やツボカビ病という話もある、それも事実である
と思うけど、真実はカエルが減少し、この世からカエルが消えるかも
しれないとした事実だ。これって生態系にも影響でるよねぇ~。
1962年当時から、環境問題が警告されていたんだよね。
レイチェル・カーソンの「沈黙の春」がそうだ。
やっぱぁ人間は性悪説なのかね、何も学んでいないかもね。