実は、私の会社は数年前からフリータとかニートと呼ばれる若い未就職者
をIT技術者として働けるように支援してきた。
をIT技術者として働けるように支援してきた。
あまったれを許さない代わりに、真剣に出し惜しみ無く高度な技術を教え
てきた。だから3ヶ月間徹底的に勉強してもらうことが条件である。
てきた。だから3ヶ月間徹底的に勉強してもらうことが条件である。
人生で真剣に勉強する時期ってどれくらいあるだろうか?そんなことを考
えて、今の自立できない若者と少しでも前に進めるように共に戦ってきた。
えて、今の自立できない若者と少しでも前に進めるように共に戦ってきた。
でも、今年3月に卒業した若者が、あるIT企業から戦力外通告され帰っ
てきた。まだ半年くらいなのに…。
てきた。まだ半年くらいなのに…。
最近、新卒者でも、せっかく入社した会社を半年もせず辞めるケースも多い
と聞くが、今回のケースは、彼が辞めたいと言って辞めたのではなく、会社
側からもう結構ですと言われ、辞職したケースである。これはちと意味が違う。
と聞くが、今回のケースは、彼が辞めたいと言って辞めたのではなく、会社
側からもう結構ですと言われ、辞職したケースである。これはちと意味が違う。
彼を私の会社まで呼んで話を聞いた。
顔を見るとやつれている感じがした。どうにも声が小さく聞き取れない。
でも一生懸命話してくれる。表情は真剣だ。何を訴えたいんだろう。
でも気を使って言葉を選んでいる。だから、話の道筋がクネクネしている。
こうした場合、若者は若者で何かを庇っている。
会社側の説明によれば、彼は遅刻が多く、夏休み明けに体調を崩し1週間近く
休んだことが原因らしい。
休んだことが原因らしい。
そもそも、会社に入ったその瞬間から、火を噴いているプロジェクトに配属され
た。納期を完全に越え、誰が責任者か誰がリーダか分からないような状況のプロ
ジェクトに、新人が配属されたのだ。
た。納期を完全に越え、誰が責任者か誰がリーダか分からないような状況のプロ
ジェクトに、新人が配属されたのだ。
でも彼は頑張った24時間体制で会社に泊まりこみながら頑張った。
家に帰るのは1週間に1度か2度らしい。←普通逆だろう。
しかし、そんな無理はそう長くは続かない。とうとう昼夜逆転の体内時計となった。
そのプロジェクトはなんとか終了した。
彼は新たな配属先へ行くために、社内でその準備に入った。
しかし、体内時計はそう簡単に治らない。朝が苦手となって遅刻が増えた。
自分でもどうにもならない。だから体調もよくない。風邪もひきやすい。
夏休みにとうとう、これまでの無理が一気に噴き出てきたのだろう。1週間休んだ。
会社は、もう彼をいらないと言う。
確かに遅刻が続き、夏休み明けで直ぐに1週間体調崩して休むと会社は、彼をもうこの
業界で働くとことを無理であると判断するのだろうか?
業界で働くとことを無理であると判断するのだろうか?
まだ25歳の若者である。
法律とか労働法とか、そんなことを問題にしたくない。
そうじゃなく、なんでもっと長く彼に猶予を与え、成長を見守ることはできなのだろうか?
日本社会は余裕がないのか?失われた10年の弊害がまだ残っているのか?
でも、考え方によっちゃ~、そこの会社辞めてよかったよ。
しばらく私の会社でアルバイトでもしてもらって、よければ私の会社で働けばよい。
そう思う事にした。くどくどその会社のことを考えても意味がない。
これからの若者は、会社が欲しい欲しいと言ってくれるから、どこにでも就職できる。
でも大切なのは、その会社の至誠だな。最近、コンプライアンスとか洒落たことを言う
けど、そんなの当たり前で、そんな次元を超えた世界で、ものづくりしたいね。
給与が高いとかブランドとか、そんなレベルで判断するんじゃないよ~。
小さい会社でも至誠がしっかりしている会社だってあるんだ。
そんな経営者を一杯知っているぞ。
なんだかだんだん中小企業応援歌になったな。