日本では、昭和44年から情報処理技術者試験が開始された。
そして、昭和45年には「情報処理の促進に関する法律」に基づく
国家資格として実施されている。
そして、昭和45年には「情報処理の促進に関する法律」に基づく
国家資格として実施されている。
2006年秋期までの実績で150万人近くの合格者を輩出している。
尚、応募者数は延べ1400万人に近いから、約10分の1の割合で
合格している。
尚、応募者数は延べ1400万人に近いから、約10分の1の割合で
合格している。
IBMさんなぞは昔から、ペーパー試験で情報処理技術の技能を
計ることはできないと、この試験制度はどこ吹く風という雰囲
気があったようだ。現在は分かりませんがね。
計ることはできないと、この試験制度はどこ吹く風という雰囲
気があったようだ。現在は分かりませんがね。
その理由もよく分かる。
資格があっても何もできない人は沢山いる。逆に、資格はなくと
もなんでも出来る人もいる。
もなんでも出来る人もいる。
ようするに人によりますよね。
こうした制度ができた背景を考えると、情報処理産業は技術者の
請負など、人月という単位がよくつかわれる。
請負など、人月という単位がよくつかわれる。
それは、1人月80万円×100人月=8000万円(期間=半年間)
↑これは非常に簡単な概算ですが、こんな風に人月の単価で開発
の見積もりがなされるのです。
の見積もりがなされるのです。
だから、一人ひとりの技術レベルを推し量るのに客観的な資格が
あると便利は便利です。逆にこうした資格があるから当社の技術者
は人月=100万円です。みたいな説明にも役立つと思えるのだが…。
あると便利は便利です。逆にこうした資格があるから当社の技術者
は人月=100万円です。みたいな説明にも役立つと思えるのだが…。
でもそんなに事は簡単に運びませんから、資格なんぞなんの役にも
たたんとなるのです。
たたんとなるのです。
やっぱり資格よりも経験値が大切とこの業界では、一般的となって
います。資格はある意味初級者には意味があるけれど、上級者には
あまり意味がないと理解されています。
います。資格はある意味初級者には意味があるけれど、上級者には
あまり意味がないと理解されています。
だから、面接でもどんな仕事をこなしてきたか、どんなプロジェクト
でどんな役割をこなしてきたか?それが大事なのです。
でどんな役割をこなしてきたか?それが大事なのです。
そこで、タイトルのIPAに話が戻るけれど、情報処理技術者試験の海
外判はどうなんですか?と聞きにいったのです。
外判はどうなんですか?と聞きにいったのです。
韓国と中国は既に、国内で同様の情報処理技術者試験制度があり、日
本との認証共有は実施されています。
本との認証共有は実施されています。
2000年10月ASEAN+日中韓経済閣僚会議にて平沼経済産業大臣(当時)
が「アジアITスキル標準化イニシアティブ」を提唱しました。
が「アジアITスキル標準化イニシアティブ」を提唱しました。
この結果、アジア共通統一試験が、フィリピン・ベトナム・ミャンマー
マレーシア・タイ・モンゴルで実施されています。
マレーシア・タイ・モンゴルで実施されています。
この資格試験に合格した人は、IT技術者として認定され、日本への入国
も技術の在留資格証明書の交付要件を満たすことになります。
も技術の在留資格証明書の交付要件を満たすことになります。
一応、この資格がなくとも国立工科大学の卒業者は十分に要件を満たし
ているんだけどね。
ているんだけどね。
まぁでも、ベトナムダナン工科大学で同試験が実施できるように話を聞い
てきました。
てきました。
現地政府にも働きかけ、試験が実施できるように、これから作業してき
ます。
ます。
いづれ免許制度のような弁護士とか医師のような免許じゃないと上級技術者
は満足しないし、試験を受けるまでには至らないと思います。
は満足しないし、試験を受けるまでには至らないと思います。
この上級技術者が不足しているんですよ。初級技術者じゃないんです。