学校の部活動でブラスバンドって実は大変だ!


昨日、ドラム教室の4回目を行ってきました。

17時に個人レッスン3回を希望の例の親子が
やってきました。

いきなりMDラジカセを持参で登場です。????

教育ママゴン「先生はドラマーでしょ、でもやっぱり今月の発表会用に
この曲を仕上げてください」と、ラジカセをセットしだす。

私「ただ目が点に…」

教育ママゴン「でも先生、やっぱりクラッシックの譜面はどうですか??」

私「これは課題曲ですよね、前回のドラミングの練習はどうしますか?」

教育ママゴン「やっぱりいいです。このクラッシックを教えてください」

譜面と音楽をちょっと聴いた後、女の子にちょっと演奏してみて!と私。

女の子は練習パッドに向かって叩き出しました。やはり、頭の賢い子でピアノ
は弾いている感じがします。きちっと譜面が読めて、それなりに叩いていまし
た。

でも全部、リズムが安定しないどころか途中途中止まる感じがするのです。

そりゃそうだよね、基礎を全然すっ飛ばして、いきなり手順も分からないで
スネアを叩かなければいけないのだから。

診断結果としては、とても3回のレッスンで改善できるほど、ドラムは甘くない
のだけれど、女の子が可愛そうなので引き受けることにしました。

私「では時間がもったいないのでお母さんは外に出てもらえますか?」

教育ママゴン「あっはい、そうですか、それでは後ほど」

私と女の子のレッスンが始まりました。

1週間で練習できる分量の基礎練習の仕方を教えました。

1)シングルストロークの強化(BPM=80~130)8分音符と16部音符
2)3連符の練習
3)ダブルストロークの基礎

これをまじめに真剣に練習してください。スティックが手に馴染んでない
状態なので、どのリズムもふわふわな感じで切れがない状態なのです。

それから、演奏会用の課題曲の譜面で全て細かく指導している時間がない
ので、女の子が一番苦手としているところを強化することにしました。

余談ですが、女の子の話によると、中学校のブラスバンドで各パートを正
式に教えてくれる先生は居ないとの事。全て指揮担当の先生が教えている
ようです。

これは全国大会などに出場できる学校ならば、ヤマハなどから音大卒業の
各パートの先生が応援に来てくれるのだけれど、そうでない学校は何もな
いようです。予算の関係もあるし、担任の熱意にもよりますしね。


女の子に、先週はドラム楽しそうに練習していたけれどいいの?

女の子「…はい。」

この返事で何が家庭内で起こったのか理解できました。家でドラムの練習
しすぎたんだね。きっと、お母様から今後の勉強に影響がでると心配され
たんだわ…。そんな心配無用なんだけどね。

でもブラスバンドでドラムとパーカッションを担当するのだから、一生懸命
トライしてもらいたいですね。せめて発表会までは。

その後は勉学に一生懸命取り組んでいただきたいものです。もう受験準備は
この夏からでしょうからね。

でもその女の子は、相当に賢い子です。

どこかで爆発しなければいいのだけれど、ドラム一生懸命やらせてあげたい
けどね。ストレスを発散させて感情を爆発させてあげたいな~。ドラムで。