== ベトナム人の気質と経済 ==

日本で言えば昔ちょっと流行った、カフェ風居酒屋というところで
空港へ向かうまでの時間を過ごすことに。時間は4時間もあるので、

食事しながら盛り上がろうということになりました。そこには、日
本語通訳のティンくんの友達も集まり、みんなそこそこ日本語が

しゃべれるのでびっくりしました。聞くと、ハノイ貿易大学の卒業
生仲間で、日本語を勉強していたようです。それから、1990年

前後にベトナムがハイパーインフレを起こし、難民が増えた時期に
日本へボードピープルとしてやってきた人の親戚がいるとか、なの

で、日本からの情報をよくしっています。という人もいました。
このお店はベトナム人経営者が投資して8ヶ月が経過したが毎月赤

字なのだそうです。オーナーの女性はどうして儲からないのか、そ
の理由を懸命に考えていましたが、私は店に入って直ぐに感じまし

た。これは儲からないやぁとね。それは、以下の理由によります。

1)店内が狭いのに椅子とテーブルが大きく客の数が限定されてしまうこと。
2)店内は身内しか訪れない、身内のための身内の店化している。
3)店内が狭いのに居酒屋メニューでカフェを気取っていること。
4)カフェならカフェにして店の狭さを利用した商売を考えていない。
5)居酒屋なら居酒屋でスタンディングバーにするなど客の回転を考えていない。

だから客にとっては、新しいお客が入らず、特定の客が仲良く飲め
る店と言うことで身内には人気でした。

Nさんが、ラオスは山岳地帯が多く、そこで、牧場をして和牛を
育て、そしてベトナムで焼肉店を経営しようと話し出しました。

するとベトナム人が寄ってくるわ寄ってくるわ。Nさんを中心に
ベトナム人が議論した結果、ベトナム人で日本を知る人は和牛が
大好きであることが判明しました。

ハノイでも焼肉店は1・2件程度あるのですが、肉はオーストラリア
産が多く美味しくないそうです。

そこで、Nさんはラオス政府とも関係があるらしく、既に政府関
係者と会って、牧場計画を打診しているようでした。

Nさんは面白い。Javaさん、この計画をどう思いますか??と聞く
ので、私は焼肉店を経営するだけで、牧場から発想するとは面白い
と応えました。

これから韓国人や中国人、日本人が訪れる人が多くなるので、焼肉
店と肉の卸とできるのであれば、絶対勝てるかもと話しました。

それを聞いたベトナム人が、俺も参加する俺もと、みんな投資家
なのです。それに続いて、先ほどまで凹んでいた店の女主人が明る
い表情となって、Nさんに本気でそれを実行しますか?尋ねる。

私もぜったい投資しますと、その勢いというか迫力は凄いものがあ
りました。これがベトナム経済を押し上げている要因の一つかも。

もう少し良く考えてから行動するのではなく、直感で儲かる儲から
ないを判断しているようです。

それで、Nさんもお金が必要なのではなく、マーケティングが必要
と訴え、その手法について語り始めると、ベトナム人は固唾を呑ん

で真剣に話を聞いているのです。まさに、実践経営学講義の開始で
す。みんなビールを持って人の話しを聞くのです。

その顔を横から見ていると面白くて、できれば写真に撮りたかった。

なんかベトナム人が好きになった瞬間でもあります。

それから私にはこんな質問が飛び込んできました。

1)日本で流行っている店はどんなの?
2)カラオケボックスは最近どうか?
3)ヒーリングエステが流行っているって本当か?
4)日本で韓国スターが人気なのは何故か?
5)ベトナム人にもチャンスはあるのか?←これは歌手として??
6)日本でベトナムはどんなイメージなのか?

こんな感じでした。

私もビールジョッキを2杯も飲み、意識もフニャフニャとなったので、
空港までティンくんに送ってもらうことになりました。


つづく。