本日はまじめに地方の経済について考えます。長いです。

地方経済と地方銀行

今日はまじめに、地方の経済について考えてみます。
つくば市は人口が約20万人が暮らす、まだ小さな地

方都市ですが、これから伸びてゆくと思います。で
も、大抵の地方都市は元気がなく、経済を活性化さ

せる気力溢れる話を聞くことができません。最近感
じることは地方の銀行は本当に機能していないと思

います。地方を元気にするには銀行の活躍が必要で
す。先日、つくば市内にある不動産の社長と雑談し

ていましたら、その会社に銀行の職員が飛び込みで
入ってきました。不動産屋に飛び込みで入ってくる

銀行職員なんて珍しいと思い、その人の話を何気に
聞いていました。すると、融資の話ではなく住宅ロ
ーンの話しを社長にしていました。

不動産社長「住宅ローン？はぁ～」

銀行マン（50歳くらい）「私どもで住宅ローンのキ
ャンペーンを行っています。どうぞ利用してくださ
い。」

不動産社長「俺ね家もあるし、住宅ローンでお金借
りる必要性がないんだよね。」

銀行マン「あ、そうですか、それじゃしょうがない
ですね。ハイ、わかりました。」

不動産社長「せっかく来たんだからお茶でもして話
していけば…」

銀行マン「何をでしょうか？」

不動産社長「銀行なんだから、不動産屋がどんな仕
事で資金を必要としているとか何か融資の対象とな
る話しを私から聞き出すとか？何かあるでしょう」

銀行マン「いえ、私は住宅ローン担当ですから、そ
う言う話はできませんので」

不動産社長「そうなの？、でもなんか話しあるでし
ょう」

銀行マン「うーん、そうですね。ないですね。」

その銀行マンは、お茶も飲まず、すたこらさっさと
帰っていきました。なんじゃこりゃ？です。

全部が全部ではないでしょうが、銀行がこの姿勢で
仕事している限り、地方の回復は難しいね。

この銀行マンの考えていることを推察すると、自分
の仕事が不動産ローン担当だから、それ以外の話は

成績に反映されないから、話しても無駄な時間とな
るだけで、次の顧客を探しに出かけた方がよい。

ここの不動産さんの社長は顔が怖い。でも、心は非
常に優しい方で、信念を持っている立派な社長です。

しかも、顔も広くいろいろな投資家の方々と交流す
る幅広い人脈を持っています。もちろん、銀行もで
す。

もし、この銀行マンが、情熱を持って、この社長と
話して、今、発展するつくばでマンションが毎日の

ように販売されています。こちらの賃貸住宅で暮ら
す若い夫婦とか、そろそろ、持ち家を持ちたい人が

いらっしゃいましたら、私ども住宅ローンをご利用
してもらえるようにこの資料を、ここに置かせてく

ださい。とか、話はいろいろできると思うけどね。
あきらめが早いんだよ。自分で開拓する信念も何も

無い。自分が勤める会社の展望や方針など考えてい
るんだろうか？しかも50歳くらの人生のベテランじゃ
ないですか。

どうして、そんな営業しているのか分かりません。
もうちょっとで私は、全然関係ないのに、その銀行

マンに「本当にそれでいいの？」って言いたくなり
ました。

不動産社長「最近の銀行マンはね、減点ばかり気に
して、自分たちが経済を動かすなどと考えるバン
カーはいなくなったね」と、ポツリとぼやいてい
ました。

バブルの頃のように、それいけどんどんもどうか
と思いますが、あまりにもやる気が無い銀行対応

だったと思います。これに似た対応が世間には一
杯あるのです。それは若い人だからではないです
ね。

日本全体がそんな雰囲気があるのです。いつから
か日本人が腰抜けになっているのでしょうか？

ベトナムでも言われました、日本人は自分たちが
一番頭がよいと思っている。確かに丁寧で頭も優

れていると思います。でも、日本人の決断力の遅
さは海外ビジネスでは遅すぎます。いいところは

米国やヨーロッパに全て押さえられ、日本ははじ
かれています。それから中国や韓国にも先を越さ

れています。どうしてそんなに対応が遅いのでし
ょうか？

と、ベトナムの政府関係者が言っていました。

国内の地方経済となんか関係あるかも。