半沢直樹がちょっと前まで大変なブームで、私も全回視ました。
以前もお話したことがあると思いますが、私は銀行からも他人からもお金を借りたことがありません。
学習塾で独立するときに全てのローンも払ってしまったのでもう20年近くローンもしたことがありません。
なぜかというと、借金を抱えて事業をする事の恐ろしさと、銀行からお金を借りると何をうるさいこと言われるか分からないからです。
私は、銀行とお役人が嫌いです。札プロの講座へのご入会を検討されておられる方にこれらの職種に
関係しておられる方もいて気分を害されるかもしれませんが、どうかご理解ください。
私の大学時代の親友も信金マンです。
「大学の同窓も、金融関係は随分悪いことやってるの多いんだよ!」と言っていました。
詳しい話は訊きませんでしたが。
さて、このドラマを見はじめてすぐに感じたことがあるのでお話したいと思います。
以下のお話で少し、なぜ私が借金を嫌うか分かっていただけるかと思います。
★ドン小西さんがあった銀行からの仕打ち!
最近、TVCMでもよく見るようになったファッションデザイナーのドン小西さんをご存知でしょうか?
ファッションデザイナーとして一世を風靡した方ですが、全国に50もの支店を持ちましたが倒産させてしまい銀行への返済金 15億が残ったそうです。
「逆境が男の「器」を磨く (講談社プラスアルファ新書) 」という本に小西さんが7年で15億円を銀行に返済するときに銀行から受けた行為が詳しく書かれています。
★どんな話かというと
(1)ある銀行の取立て人たちは
「どこかに金が残ってるんだろう?全部持って来い。」
と会社の経理部長に怒声を浴びせた。
ある大企業を定年後来てもらった70歳を過ぎた部長にある会社から入金がありそれを待っていたと
き
「もっとあるはずだ」と脅し、夏の炎天下中、何度もわざと会社に調べさせに走らせた。 まるで、ヤクザじゃないか。 p29
(2)僕も朝の10時に呼び出され、飯も水も与えられずに夕方まで尋問を受けた。
生命保険、火災保険など保険のたぐいは全部解約させられた。
その後、「銀行の許しがあるまでは保険に入るな」と言われた。
「事故にあったらどうすればいいんですか」
「そんなもん、お前が責任取りゃいいんだよ。」
あとでわかったのだが、これは違法行為に当たるらしい。
(3)いまでも、思い出す度に怒りに震えることがある。
その日、福島県郡山市の支店を閉めに行った。居抜きで買ってもらい返済に当てるためだ。
その交渉中、25歳の銀行の担当者から電話が掛かってきた。
「会社に電話したらいないっていわれたけど、アンタ、どこにいるんだ!」
「店舗を閉めに郡山市にいます。」
「なにやってやがる、返済しなくちゃいけないのに、勝手に出かけられたら困るるだろ!
事業計画も立てられず、今月も返済できないくせに出かけやがって!」
「だから、少しでも返済するために来ているんですよ」
「関係ないだろ、勝手に動きやがって! だからダメなんだよ。アンタがそんなんだから倒産するんだよ。」
その言葉を聞いた途端
「おまえ、ぶっ殺すぞ!」
生まれて初めて、喉が切れるほど叫んでいる自分がいた。
(続く)
