
東海東京フィナンシャル・ホールディングス(8616)
東海東京フィナンシャル・ホールディングス(8616)は、中部地区地盤で対面営業主体の証券準大手になります。
有力地銀との提携推進、富裕層向け営業に注力しています。
2026年3月期(10/19時点)の投資指標は、
予想PER:12.6倍
PBR実績:0.81倍
予想配当利回り:6.91% ※ 株主優待があります
予想1株配当金:40円(グループ25周年記念配含む)
(↑こちらの数値は四季報から引用しています)
財務状況は以下のとおりです。
PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)から割安感、割高感はありませんが、
PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)から少し割安感があります。
配当利回りは7%程度で、株主優待もあります。
自己資本比率は10%程度です。
有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)は2.00で、有利子負債が利益剰余金の3倍程度あります。
直近4年間の業績+今期の業績予想は以下のとおりです。
今期の業績予想は会社から正式に開示されていないようです。
また、少し長期で見た営業収益(売上高)、営業利益および経常利益の推移が下図です。
8月8日に発表した1Q決算は、以下のとおりです。
なお、今期1Qの経常利益は、前期と比べてかなり落ち込んでいます。
2026年3月期の配当金は未定ですが、グループ25周年記念配含め1株40~44円と想定されています。
配当方針は、安定的かつ適切な利益還元を実施する、だそうです。
中期経営計画では、以下のような数値目標を設定しています。
現在の株価は579円です。
現在の株価での配当利回りは6.9%程度、株主優待利回りは0.9%程度で、総合利回りは7.8%程度になります(100株を3年以上保有と仮定)。
財務面に不安はあるものの、今後の成長を期待して100株購入して様子を伺ってもよいかもしれません。
なお、今期の配当利回りは記念配を含んでいることを忘れないように。
私感ですが、25周年でCMを作成するのは分からなくもないですが、中計の2025年3月期目標未達成なのに、このようなしっかりしたものを作成してしまうあたり、この企業はちょっと古い雰囲気を感じてしまいました。
(証券会社ならもう少し数字にシビアになってほしいかも)








