
ワールド(3612)
ワールド(3612)は、以下の3事業で構成されており、身近なところはブランド事業です。
TAKEO KIKUCHI、UNTITLEDなどのブランドが馴染みですね。

2026年2月期(9/27時点)の投資指標は、
予想PER:8.9倍
PBR実績:1.19倍
予想配当利回り:3.62%
予想1株配当金:106円
財務状況は以下のとおりです。
PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)から少し割安感がありますが、
PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)から割安感、割高感はありません。
配当利回りは3.5%程度で、株主優待があります。
自己資本比率は30%程度です。
有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)は1.60で、有利子負債が利益剰余金の2倍程度あります。
直近4年間の業績+今期の業績予想は以下のとおりです。
また、長期で見た収益(売上高)、営業利益および利益(IFRS)の推移が下図です。
7月3日に発表した1Q決算は、以下のとおりです。
なお、会社予想の通期経常利益に対する進捗率は35.8%で、前期進捗の41.2%とほぼ同程度でした。
当期の配当金は1株106円を予定しています。
なお、配当については「一時的要因を除いた調整後利益に対する配当性向を30%を基準とし、利益成長の持続による増配を目指す」そうです。
下線のように記載があると、利益成長が持続しなければ減配します、と言っているように聞こえますね。
現在の株価は2926円です。
現在の株価での配当利回りは3.6%程度、株主優待利回りは3.4%程度で、総合利回りは7.0%程度になります(1000株を3年以上保有と仮定)。
財務はよくありませんが、株主還元に積極的で、コロナで底を打ってからの回復が目覚ましいです。
来週金曜(10/3)に2Q決算の発表を控えており、進捗が気になりますが、国内小売事業月次売上概況からは順調のように感じます。










