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丸三証券(8613)

 

丸三証券(8613)は、対面営業主体で、日本生命と関係性が高い独立系中堅証券会社です。

投資信託の堅実販売を主軸に、経営安定化に重きを置いています。

 




2026年3月期(9/14時点)の投資指標は、
予想PER:-倍
PBR実績:1.35倍
予想配当利回り:-%

予想1株配当金:-円

 

財務状況は以下のとおりです。

 

PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)は表示がありませんが、

PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)とも割安感、割高感はありません。

配当利回りは前期と同額であれば6%程度で、株主優待があります。

自己資本比率は60%程度です。

有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)は0.04で、利益剰余金は有利子負債の15倍以上あります。

 

 

 

直近4年間の業績+今期の業績予想は以下のとおりです。

 

また、少し長期で見た売上高(営業収益)、営業利益および経常利益の推移が下図です。

 

 

7月30日に発表した1Q決算は、以下のとおりです。

なお、会社予想の通期税引前利益に対する進捗率は6.7%で、前期進捗の17.8%より悪かったです。

 

 

 

当期の配当金は未定です。

なお、配当方針については「連結配当性向 50%以上」としているようです。

 

 

中期経営計画では下記のような数値目標を設定しています。

 

 

 

株主優待は海苔や新米がいただけます。

詳細は上記リンクからご確認ください。

 

 

現在の株価は970円です。

現在の株価での配当利回りは6.2%程度(前期と同額の配当金と仮定した場合)、株主優待利回りは1.0%程度で、総合利回りは7.2%程度になります(100株保有と仮定)。

財務は健全で、中期目標はしっかり上を向いています。

一方で、2028年3月期までは特別配当(2026年3月期:30円、2027年3月期20円、2028年3月期:10円)が実施されますが、それ以降は配当金の半減を想定した方がよいです。

そうなってきますと、業績の伸長は期待したいものの、将来、現在と同等の株主還元を受けれるかどうかは、かなり疑問符です。