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大倉工業(4221)

 

大倉工業(4221)は、以下の3つの事業を手掛けています。

 

①合成樹脂事業
暮らしに必要不可欠な包装用プラスチックフィルムを提供しています。

食品包装等の日常品から電子情報材料まで、幅広い分野で活躍しています。

合成樹脂事業


②新規材料事業
フィルム加工技術を基盤として、スマートフォンやTVなどに使われる光学フィルム及び自動車部材や医療用途に使われるウレタンエラストマーフィルム等の高機能製品を世界各国のユーザーに届けています。
新規材料事業
 

③建材事業
住宅や家具などの生活に密着した製品の材料となる、様々な部材を提供しています。

同社が長年育んできた化粧技術や加工技術をベースとした高い技術が活かされています。

建材事業

 

 

2024年12月期(12/1時点)の投資指標は、
予想PER:8.5倍
PBR実績:0.57倍
予想配当利回り:4.99%

予想1株配当金:155円

 

財務状況は以下のとおりです。

PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)、

PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)からは割安感があります。

配当利回りは5%程度で、株主優待もあります。

自己資本比率は60%程度です。

有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)は0.11で、利益剰余金は有利子負債の20倍程度あります。

 

 

直近4年間の業績+今期の業績予想は以下のとおりです。

 

また、長期で見た売上高、営業利益および経常利益の推移は下図になります。

 

 

11月13日に発表した3Q決算は、以下のとおりでした。

経常利益の会社予想進捗率は60.9%で、前期の76.0%より悪かったです。

 

 

今期の配当金は、1株155円を予定しています。

なお配当方針は直近で変更されており、DOE3%以上かつ配当性向30%以上の継続だそうです。

 

 

中期経営計画はだいぶ古いですが、下記のとおりです。
2024年度の計画達成は難しいでしょうね。。。

 

 

株主優待はQUOカードとオークラホテル丸亀ホテルでの利用券です。

詳細は上記リンクからご確認ください。

 

 

現在の株価は3105円です。

現在の株価での配当利回りは5.0%程度、株主優待利回りは1.0%程度で、総合利回りは6.0%程度になります(100株保有と仮定)。

財務は◎、株主還元姿勢も大変評価できると思いますので、あとは業績の成長でしょうか。

2015年度から2016年度のような利益の改善を再び実現できるような事業戦略策定に期待したいところです。