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アイナボホールディングス(7539)

 

アイナボホールディングス(7539)は、中部・東海3県を営業エリアとする住宅設備機器・建材の販売と施工・工事の管理を手がける会社です。




2024年9月期(10/6時点)の投資指標は、
予想PER:9.7倍
PBR実績:0.57倍
予想配当利回り:3.60%

予想1株配当金:22円

 

財務状況は以下のとおりです。

 

PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)、

PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)から割安感があります。

配当利回りは3.5%以上で、株主優待もあります。

自己資本比率は55%程度です。

有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)は0.04で、ほぼ無借金経営です。

 
 

直近4年間の業績+今期の業績予想は以下のとおりです。

 

また、少し長期で見た売上高、営業利益および経常利益の推移が下図です。

 

 

7月31日に発表した3Q決算は、以下のとおりです。

なお、会社予想の通期経常利益に対する進捗率は80.4%で、前期進捗の77.6%とほぼ同程度でした。

 

 

 

当期の配当金は1株22円を予定しています。

(2024年10月1日に株式数を1株につき2株の割合で分割しているため、44円は22円を意味しています)

なお、配当については「配当性向30%、純資産配当率2%」としているようです。

 

 

 

中期経営計画(同社の中計が見当たらなかったので、アナリストレポートを拝借してます)では、下記のような数値目標を設定しています。

 

 

 

株主優待はQUOカードになります。

詳細は上記リンクからご確認ください。

 

 

現在の株価は611円です。

現在の株価での配当利回りは3.6%程度、株主優待利回りは1.6%程度で、総合利回りは5.2%程度になります(100株保有と仮定)。

財務、成長性、株主還元いずれもなかなかよいと感じています。

気になっているのは、同社の3Q、4Qの営業利益率が低く、3Q時点で80%以上ある経常利益の進捗率は、本決算(4Q)時点で100%を越えるのは厳しいのではないか、といった懸念です。

さあ、11月13日の決算発表はどうなっていくのでしょう。