ＪＳＰ（7942）
ＪＳＰ（7942）は、以下の5つの事業で構成されています。
①生活資材（食品トレー、カップ麺といった食品包材、ディスプレイ資材など）
②産業資材（緩衝性の高さを活かした、物を輸送する保護材など）
③建築住宅土木資材（建築物や住宅の断熱性を高める資材など）
④自動車資材（衝撃吸収性・軽量性の発泡体など）
⑤EPS分野（発泡スチロールなど）
2025年3月期（9/7時点）の投資指標は、
予想PER：9.7倍
PBR実績：0.52倍
予想配当利回り：4.08％ ※ 株主優待があります
予想1株配当金：80円
財務状況は以下のとおりです。
PER（株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安）、
PBR（株価が企業の純資産（解散価値）に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高）から割安感があります。
配当利回りは4％程度で、株主優待もあります。
自己資本比率は60％以上です。
有利子負債倍率（有利子負債＝借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています）は0.23で、利益剰余金が有利子負債の3倍程度あります。
直近4年間の業績＋今期の業績予想は以下のとおりです。
また、長期で見た売上高、営業利益および経常利益の推移が下図です。
2023年3月期から売上高がグッと上昇し、2024年3月期に利益面が改善し、今期もよさそうです。
7月31日に発表した1Q決算では、売上高、営業利益および経常利益とも前期比で伸長しました。
なお、会社予想の通期経常利益に対する進捗率は22.2%でどおりで想定線だと思います。
当期の配当金は1株80円を予定しています。
なお、配当性向は連結当期純利益35％以上を目安としているそうです。
参考までに、過去の配当金と配当性向を添付しておきます。
中期経営計画では下記のような数値目標を設定しています。
期待しましょう。
現在の株価は1963円です。
現在の株価での配当利回りは4.1％程度、株主優待利回りは1.5％程度で、総合利回りは5.6％程度になります（100株保有と仮定）。
営業キャッシュフローはは少なくとも15年間はプラス（本業で稼いだキャッシュが支払った（流出した）キャッシュより多い）ですし、財務はまずまずです（自己資本比率は60％台前半でコントロールしているのかな？）。
中計の内容を前向きに捉えると、そろそろ購入しやすい価格になってきたような気がしています。
週明けは株価が下落するでしょうから、よいタイミングかもしれませんね。