日産東京販売ホールディングス（8291）
日産東京販売ホールディングス（8291）は、日産系最大手のディーラーです。
東京の個人・小口法人販売を集約して発足した会社で、最近の大きな動きとしては、傘下の販社3社（東京日産、日産プリンス東京、日産プリンス西東京）を2021年に統合したことでしょうか。
また、中古車や車検事業も展開しています。
2025年3月期（8/24時点）の投資指標は、
予想PER：7.0倍
PBR実績：0.55倍
予想配当利回り：5.10％ ※ 株主優待があります
予想1株配当金：24円
財務状況は以下のとおりです。
PER（株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安）、
PBR（株価が企業の純資産（解散価値）に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高）から割安感があります。
配当利回りは5％以上で、株主優待もあります。
自己資本比率は65％以上です。
有利子負債倍率（有利子負債＝借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています）は0.09で、利益剰余金が有利子負債の25倍程度あります。
直近4年間の業績は以下のように推移しています。
前期は過去最高益を達成しており、今期も減益ながら好調を維持する模様です。
8月9日に発表した1Q決算では、前期比で減収減益ながら、会社予想の通期経常利益に対する進捗率は26%と、それほど悪くない内容でした。
配当金は1株24円を予定しています。
財務はかなり健全ですが、配当性向はそれほど高くないようです。
中期経営計画では、下記のような数値目標を設定しており、すでに達成している箇所がありますね。
計画修正は検討しないのでしょうか。
現在の株価は471円です。
現在の株価での配当利回りは5.1％程度、株主優待利回りは0.4％程度で、総合利回りは5.5％程度になります（500株保有と仮定）。
ここ数年の業績が非常によいので、キャッシュリッチになっているように感じます。
中期経営計画では、新規事業参入・資本/業務提携への投資金額が50億円から、となっており、あまり大きくないように感じましたので、ここにもう少し大きな投資をして、さらなる成長を目指してほしいです。