アドバンスクリエイト（8798）
アドバンスクリエイト（8798）は、「保険市場」をwebで展開し、保険にかかわるあらゆる情報とサービスを提供する企業を目指しています。
また、独自ノウハウを活かしたASP（アプリケーション・サービス・プロバイダ）事業やBPO（ビジネス・プロセス・アウトソーシング）事業などの新たな事業も展開しています。
2024年9月期（6/9時点）の投資指標は、
予想PER：24.1倍
PBR実績：5.14倍
予想配当利回り：3.39％ ※ 株主優待があります
予想1株配当金：35円
財務状況は以下のとおりです。
線を引ている箇所を主にチェックしますが、
PER（株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安）から少し割高感があり、
PBR（株価が企業の純資産（解散価値）に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高）から割高感があります。
配当利回りは3％以上あり、株主優待もあります。
自己資本比率は35％以上です。
有利子負債倍率（有利子負債＝借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています）は0.97で、有利子負債が利益剰余金の2倍程度あります。
過去4年の業績は以下のように推移しています。
2022年9月期に過去最高の業績を記録しましたが、2023年9月期は円安の急速な進行に伴う外貨建保険の解約、失効の増加に加え、株高等を背景とした貯蓄性保険の解約、失効、さらに人財、IT、WEBマーケティングへの投資コスト増により赤転しました。2024年9月期も厳しい状況が続きそうです。
5月14日に2024年9月期の2Q決算を発表しており、通期の会社予想経常利益の進捗率は22.1%と低いです。
株主優待は以下のとおりです。
現在の株価は1031円です。
現在の株価での配当利回りは3.4％程度、株主優待利回りは2.4％程度で合計5.8％程度になります。
今期は増収増益となる予想ですが、2Q時点での進捗を踏まえると円安、株高の影響はそれほど収まっておらず、一過性と思われた事象は少し長期化しているように感じます。
まずは黒字化し、3～5年後には2022年9月期の過去最高経営成績を越えてほしいです。