ヤマハ発動機（7272）
ヤマハ発動機（7272）は①ランドモビリティ（電動アシスト自転車、2輪車など）、②マリン（マリンエンジン、ボートなど）、③産業用無人航空機などのロボティクス、④金融サービスなどを行う企業です。
2輪車は世界大手で、稼ぎ頭はマリンです。
2024年12月期（4/7時点）の投資指標は、
予想PER：8
PBR実績：1.24倍
予想配当利回り：3.52％
予想1株配当金：50円
財務状況は以下のとおりです。
線を引ている箇所を主にチェックしますが、
PER（株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安）からは割安感がありますが、
PBR（株価が企業の純資産（解散価値）に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高）から割安感、割高感はありません。
配当利回りは3.5％以上あります。あと、株主優待があります。
自己資本比率は45％前後と個人的には低いと感じています。
有利子負債倍率（有利子負債＝借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています）は0.75で、利益剰余金が有利子負債を少し上回っています。
過去4年の業績は以下のように推移しており、コロナ禍でかなり売上、利益ともに落ち込みましたが、2022年12月期くらいから過去最高水準の売上、利益で推移しています。
配当については下記のようになっています（総還元性向は40%を目安）。
今期は1株あたり1.7円増配予定のようです。
中期経営計画の進捗状況ですが、コア事業、構造改革事業はとても順調に進んでいるようですが、今後の成長を担う成長事業、新規事業の進捗状況はよいとは言えない状況のようです。
同社は株主優待を実施しており、内容は左記リンクからご確認ください。
なお、同社株式100株保有から優待をいただけて、下記の商品などを受け取れます。
現在の株価は1420円で、直近の目標株価コンセンサスの1465円とほぼ同程度にあります。
2024年12月期は、新興国（インドネシア、インド、ブラジル）需要のけん引、米国の高所得者層消費の堅調な推移、海上運賃の減少見通しなどで、人件費や部品代等のコストの上昇、紅海の物流混乱や為替変動などをカバーできるようです。
100株保有して、株主優待をいただきたいですね。