
新光商事(8141)
新光商事(8141)は半導体商社で、車載、産業向けのルネサスエレクトロニクス株式会社の製品が取り扱いの主体となります。電子部品、電子機器等の販売に加え、これらに関連する輸出入業務等を行っています。札幌に設計・開発の拠点があり、遊技機部材にも強い会社です。
2024年3月期(2/2時点)の投資指標は、
予想PER:11.5倍
PBR実績:0.74倍
予想配当利回り:4.34%
予想1株配当金:53円
財務状況は以下のとおりです。
線を引ている箇所を主にチェックしますが、PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)から割高感、割安感はそれほどありませんが、PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)から少し割安感があります。
配当利回りは4%以上です。
自己資本比率は50%を越えています。
有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)は2022年3月期から有利子負債が増加しているため上昇しています。なお、有利子負債の1.5倍程度、利益剰余金を保有しています。
過去4年の業績は以下のように推移しており、コロナ禍で少し落ち込みましたが順調に回復しており、2023年3月期は過去最高の営業利益でした。
2024年3月期は少し落ち込みそうですが、四季報予想によれば、2025年3月期は2024年3月期を上回りそうです。
配当は以下のように実施してきており、今期53円(中間:26.5円、期末:26.5円)を見込んでいます。
なお、連結配当性向50%を目途とする方針です。
2023年5月22日に開示していた中期経営計画では、経営目標を以下のように公表しています。
2023年3月期の経常利益は会社予想の120%以上で着地したので、現在の進捗率から想像すると、2024年3月期も同様の結果を期待できるかもしれません。